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まず今回は御赦免なさった

2020年05月23日 16:46

80 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/05/23(土) 06:05:32.82 ID:QRLkc+Fv
(稲生の戦い後)

それより後、敵は末森・那古野に籠城したのを節々御働きなされて町口を皆々放火し給う。しかる
に信長公の御母堂(土田御前)と武蔵守殿(織田信勝)は御一緒に末森城にいらっしゃたが、清州
より島田所之助、村井民部を御使に遣わされた。

武蔵守殿謀叛の罪科を今後御赦免なさって和睦させなさるようにとの由で信長公へ様々の御詫言が
あり、信長もさすがに御舎弟といい御母堂の御詫言といい、いずれにしても捨て置き難くすなわち
御同心なされた。

以来、武蔵守殿より信長公へ疎意あるまじき由の起請文を書き遣わされ、御母堂の御同道で武蔵守
殿、ならびに柴田権六(勝家)、津々木十蔵(蔵人)が黒染の衣を着て清州城へ参上申し、御目見
と御礼を申し上げた。

林佐渡守(秀貞)はひとしお罪科の者で御赦免なりがたき輩であったが、諸々の御詫言を申し上げ、
先年に安房守殿(織田信時)御同道で彼の館へ御入りになった時、舎弟の美作(林通具)は信長公
を殺害しようと申したが、佐渡守は差し止めたということをよくよく聞こし召し届けられて、まず
今回は御赦免なさった。

これも首を延べて清州へ参り御許しの御礼を申し上げれば、信長公よりあまつさえ元の如く那古野
城を守るようにとの旨で安堵の御書を賜った。

――『織田軍記総見記)』



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    信長「お前は許してやると約束したな。あれは嘘だ」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    こんなにしっかり謝って受け入れたのに蒸し返すのか...

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ノブってキレやすいっていうより根に持つよな…

  4. 人間七七四年 | URL | -

    信勝もこれで信長に従えば良かったのに
    再度挙兵しても勝ち目は無いし,その見通しも出来ないのでは党首の器ではなかった

  5. 人間七七四年 | URL | -

    林秀貞は平手と共に信長の守役だったのに信勝を担いで煽動しといて弟に責任転嫁する態度は見苦しい

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ※4
    どことなく信孝・信雄を彷彿させるような…
    もしかして織田の血、無鉄砲?

  7. 人間七七四年 | URL | -

    林兄弟の行動に関しては、信長の若いころの姿が通説通りなら、確かに家老や他の重臣達が「ありゃダメだ」と
    感じてしまう要因だったのも確かだと思う。
    再度挙兵してしまったのは、ある意味やけっぱちだったのかも?
    信勝も後の信澄の待遇見ても、この時点でちゃんと付き従っていれば、ある程度の重要なポジションで収まった
    かもしれませんね?

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