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真に奇特の大名であると

2020年05月26日 17:58

90 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/05/25(月) 20:33:54.33 ID:gtwwtRus
天文十二年(1543)秋、鎮西豊後の国主。大友修理太夫義鎮(原文ママ)は上洛して公方家へ拝謁し、
それより三条西殿へ属し奏聞を経て、前の公方、法住院(足利)義澄卿に、御増官、御贈位の儀を訴望した。
則ち勅許有りて、同九月十一日、法住院殿へ太政大臣従一位を贈られた。その御料は皆義鎮より調進された。
現在、一天下は乱中である中、真に奇特の大名であると、公方家はその忠義を御感悦のあまりに、
義鎮を九州の探題職に成した。

續應仁後記

これは大友義鎮(宗麟)の話にしていますが、実際に故足利義澄へ太政大臣の位を贈るよう奏上したのは、
義鎮の父の大友義鑑で、それも天文2年9月12日の事ですね。
この天文12年には、義鑑は幕府から肥後守護に任じられています。
そして九州探題職と成ったのは大友義鎮ですが、永禄2年(1559)の事であり、とにかく幕府と大友家に係る
いろんな事が混同されている記事となっています。



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    ネットもなけりゃ図書館もない時代だからある程度は仕方ないよね
    現代は情報にアクセスするコストが凄く低いことを改めて思い知る

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