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牛を切るほどなのだから

2020年06月16日 18:17

286 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/06/16(火) 11:54:42.05 ID:XAEfDeGz
前田玄以は人となり智慮深く、色欲無く、多くの物事に通じ、強いて細事を勤めず、内典外典の
学術から歌道に至るまで兼学し、有識の聞こえが有った。

彼が所司代と成り京中を巡見の時、東寺の辺りで牛車が路に横たわっていた。玄以は以ての外に
立腹し、「所司代の通る先に、道を塞ぐこと奇怪なり!それ切って捨てよ!」と命じた。
しかしこの命を従者たちは誠しからずと思って動かずにいると、玄以は
「又主人の下知を背く曲事なり!」
と散々に怒ったため、従者たちも是非無く牛を切り殺した。

これを見聞きした者達は「此の度の所司代は乱心している。牛を切るほどなのだから、人に気に違う
事が有れば、一言も言わせず切るだろう。一体どんな目に遭わされるのか。」と甚だ恐れた。

このために、玄以は所司代に在任している最中、牛を一匹切っただけで、公事(訴訟)という事も
少なく、人を殺したこともなかった。

名将言行録



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    こういうのは深謀遠慮があっての行動という解釈多いけど
    秀吉の家臣って一癖も二癖もある奴ら多いからな
    癇癪爆発させただけだったりして

  2. 人間七七四年 | URL | -

    そりゃ出来人だって喜怒哀楽くらいあるだろうし、この一件を持って玄以がどうのってのは短絡的だよね?
    人間、たった一回の何らかの行いで今迄の評価が覆ってしまうこともあるから世間は怖い

  3. 人間七七四年 | URL | -

    というか、訴訟さえ起こせないのは単に恐怖政治の故としか言いようがない。
    問題を無理やり封じ込めてるだけで、後任の人かわいそう過ぎる。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    武家なんて武力を背景にした政権なんだから恐怖政治なんて当たり前じゃない
    現代ならともかく血の気が多い時代に訴訟を減らすために脅しをかけることなんて大した悪政とも思えん

    まぁ玄以が所司代として有能だったことを讃えるために作られた逸話なんだろうけどこういう捉え方されちゃあ作者も本末転倒だな

  5. 人間七七四年 | URL | -

    人より牛のほうが大切なのかな

  6. 人間七七四年 | URL | -

    舐められたらあかん

  7. 人間七七四年 | URL | -

    武士の本懐とは

  8. 人間七七四年 | URL | -

    たった一度の過ち(大嘘

  9. 人間七七四年 | URL | -

    玄以「牛を割くに焉んぞ公事を用いんや。んっん〜蓋し名言……ってなにか違うな」
    うし「解せぬ」

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