289 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/06/18(木) 12:37:29.89 ID:s7L3jsJD
北条長氏(伊勢宗瑞)既に小田原を取り、その威は遠近に奮った。相模の豪傑は皆来て降ったが、
独り三浦陸奥守義同、同荒次郎義意は戦を挑むこと連年に及び、雌雄を決することなかった。
毎年六、七月に三浦より小田原の攻め入り、退き去る時は必ず馬入川にて遊泳し、汗馬を水に入れて
帰ること、数度に及んだ。しかし長氏は外に柔弱を示して共に争わなかったため、三浦の兵には
徐々に怠りが見えた。
明年、三浦の兵攻め来たり、民屋を放火し田圃を荒らしたが、長氏は兵を出さなかった。
故に三浦の兵は益々侮り、かの川辺にて酒宴を催した。長氏はその虚を窺い、これを襲った。
三浦の兵は驚き慌て、弓矢矛戟を捨てて四方に壊乱した。これより三浦の兵は濫りに小田原を
攻めなく成ったという。
(名将言行録)
北条長氏(伊勢宗瑞)既に小田原を取り、その威は遠近に奮った。相模の豪傑は皆来て降ったが、
独り三浦陸奥守義同、同荒次郎義意は戦を挑むこと連年に及び、雌雄を決することなかった。
毎年六、七月に三浦より小田原の攻め入り、退き去る時は必ず馬入川にて遊泳し、汗馬を水に入れて
帰ること、数度に及んだ。しかし長氏は外に柔弱を示して共に争わなかったため、三浦の兵には
徐々に怠りが見えた。
明年、三浦の兵攻め来たり、民屋を放火し田圃を荒らしたが、長氏は兵を出さなかった。
故に三浦の兵は益々侮り、かの川辺にて酒宴を催した。長氏はその虚を窺い、これを襲った。
三浦の兵は驚き慌て、弓矢矛戟を捨てて四方に壊乱した。これより三浦の兵は濫りに小田原を
攻めなく成ったという。
(名将言行録)
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コメント
人間七七四年 | URL | -
わかっていても「長氏」と書かれると北陸がチラついてしまう
( 2020年06月18日 19:49 )
人間七七四年 | URL | -
敵を油断させるために敵が攻めてきても出陣しない策って、
敵に侮られるよりも先に国衆らの信用を失って離反されそうなんだがどうなんだろ?
( 2020年06月19日 00:09 )
人間七七四年 | URL | -
※1
確かに「ながうじ」じゃなくて「ちょうし」だと思ってしまうよね。(ちな石川県民)
しかし新九郎さんは確実なのは盛時らしいけど、長氏やら氏茂が出てよく分からない気が。
まあ少なくとも最初は親の名前から考えて盛時なんだろうけど、北条姓になった子の氏綱からは氏が通字になっているから、出家前は氏茂だったのだろうか?
( 2020年06月19日 19:25 )
人間七七四年 | URL | -
今川氏親からの偏諱がそのまま通字になったとか?よくわからん
( 2020年06月19日 20:40 )
人間七七四年 | URL | -
馬入って頼朝が落馬したとこだったか
( 2020年06月20日 14:53 )
※3 | URL | -
※4
氏親擁立の時に興国寺城に加えて氏の偏諱も貰ったのかなあと思うのだけど、それだと氏茂は兎も角、長氏て偏諱を後にするのは変な気がするかと。
( 2020年06月20日 16:47 )
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