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賤ヶ岳の戦について

2020年07月05日 17:33

170 名前:人間七七四年[] 投稿日:2020/07/05(日) 07:29:24.35 ID:LTS/0CcL
賤ヶ岳の戦いの真実
・秀吉の軍勢が前日近江にいなかったとはいえ大身の支持者だった中川清秀の軍勢を見殺し。
・美濃では秀吉軍の総攻撃が中止されたため岐阜の織田信孝とその軍勢が健在。
・奇襲部隊に損害を与えないと美濃―近江間の主力行軍が徒労になってしまう。
・逆襲を受けて羽柴軍の方に損害が出た。
・奇襲部隊が先に高所を押さえて布陣し待ち構えている。
この秀吉軍の苦境を覆して勝利をもたらしたのが「後方部隊の逃走」であり、それは秀吉が追撃を諦めず奇襲部隊に食い下がった結果として生じた状況が可能にした一手だった。
賤ヶ岳の戦いは後世言われるような「全てが秀吉の計画通り」の戦いではなく、「智謀の秀吉(時代の先駆者)が武勇の柴田や脳筋の佐久間盛政(時代遅れの武将たち)に優った」「羽柴兄弟の巧妙な罠に愚かな柴田軍が嵌った」というわけではなかった。
秀吉は自ら織田信孝の封じ込めに向かい、美濃大返しの後に山岳地の追撃戦から休まず柴田殿軍の殲滅戦、さらに越前侵攻と織田信長譲りの苛烈な采配で自軍と自身の体を酷使した。
秀吉は鬼玄蕃や鬼柴田を上回る猛将振りを発揮して勝利を捥ぎ取ったのである。
対して佐久間盛政たち奇襲部隊は「慢心した猪武者たちが神速の秀吉軍にしてやられた」どころか困難な撤退戦でも秀吉軍の追撃を跳ね返し決戦の構えまで見せるなどよく団結していた上に事前の準備も入念に行っていたことを窺わせる善戦振りだった。

秀吉軍が帰還
→しばらく時間が経ってから奇襲部隊が撤退を開始→秀吉軍が追撃を開始
→奇襲部隊が善戦→奇襲部隊が柴田勝政勢を救援、奇襲部隊が布陣
→羽柴軍との決戦が始まる時に柴田軍の味方が逃走し動揺が広がる
→秀吉軍の攻撃を受けて奇襲部隊が敗走

戦いの決着は翌日の夜明けから更に数時間経って付いた。秀吉帰還から勝敗が決するまでの長い時間こそ奇襲部隊が大活躍した時間だった。



171 名前:人間七七四年[] 投稿日:2020/07/05(日) 09:39:31.17 ID:j7MvBvjw
経緯が省略されたことに伴って当然のこととして時間の経過についても記述が省かれるようになったから秀吉の計画通りに何事も上手くいったのごとくな印象を植え付けられたのでしょうね

172 名前:人間七七四年[] 投稿日:2020/07/05(日) 10:15:35.43 ID:LTS/0CcL
>>171
歴史は勝者が創造する言うけど...たまには敗者側から観てどれだけ敗者側が頑張ったかを知ることが本当の意味で史実を知ることになるのかもね
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | NBEzs3hc

    そりゃそうだわなw至極当然だ。苦戦しないわけないし

  2. 人間七七四年 | URL | -

    無理やり秀吉ageようとしなくても…
    結局「全部前田のせい」で終わりじゃん

  3. 本葉弘志 | URL | BMaJgOWo

    「前田利家隊が賤ヶ岳合戦で撤退したけど結局裏切りなのか敗走なのか?」とか疑問抱いている人いるけど勝手に戦線離脱してるし味方の援護もしないで撤退だから完璧に裏切り敵前逃亡なんだよね。しかも利敵行為だし。
    「家臣が多数討ち死してるし裏切りにしては損害が大きい」とか言ってる人もいるけど、秀吉方の末端の部隊まで前田利家隊が戦線離脱してくれると伝わっていなかったから攻撃された説・勝家方が敵前逃亡をいち早く察知して攻撃を加えた説・敵前逃亡で裏崩れが起きて逃亡する勝家方やそれを追撃する秀吉方に巻き込まれて攻撃を加えられた説が考えられる。
    「府中城でも秀吉に抵抗試みた形跡ある」と言う人もいるけど、秀吉方の末端の部隊まで前田利家隊が戦線離脱してくれると伝わっていなかったから攻撃された説なら秀吉に不信感を抱き抵抗する素振りをみせても不思議ではない。
    前田利家が秀吉に調略されてたにしろされてないにしろ勝手に戦線離脱した時点で裏切りだ。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    世間では「計画通り」なイメージなのか

    不勉強であまり細部は詳しくないけど
    秀吉が文字通り死にものぐるいで九死に一生を得た戦いだと思ってた

  5. 人間七七四年 | URL | -

    前田や金森が撤退したのは佐久間ら奇襲部隊が破れて撤退した後だろう
    その後奮戦していたそうだが、それは前田や金森などにはわからないこと、
    佐久間ら敗戦したのでこりゃダメだと前田や金森は逃げ出しただけだ
    勝手に戦線離脱したことを裏切りと定義するのはおかしい、
    その定義だと関ケ原で「裏切った」のは小早川ではなくて、ほとんどの大名になるなぜならほとんどの大名は不利と判断して自発的に戦線離脱しただけなのだから
    明確に裏切ったものと、不利になったので退却したものは別個に判断すべき

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    裏切り行為と敵前逃亡と撤退をごっちゃにしているから変な日本語になるんだよ
    状況から見て前田勢・金森勢は、柴田勢が不利になったから大きな被害が出る前に撤退したのであって、
    結果的にそれが引き金になって総崩れになった、だから=裏切り利敵行為ってのは想像に飛躍に過ぎる
    もし裏切りであるなら、撤退するよりも後方から挟撃した方がよほど戦果を上げる事が出来たはずだし、
    秀吉からの覚えも目出度かったろう。でもしたのは城への帰還でしょ?
    それにこんなこと、日本の合戦では日常茶飯事だろうに

    なんというか、全体的に自分がそう思いたいからに基づいての発言にしか見えない

  7. 人間七七四年 | URL | -

    え?
    個人的には元から秀吉の強行軍と奮戦で逆転したもんだと思ってたけど・・・

    それに世間的なイメージとしても
    秀吉の追撃を押し返し奮戦する佐久間が前田の撤退で崩れるってのも
    小説とかでも描かれる昔からのテンプレ展開だし

    何が今までにない新しい真実なのかわからない

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ※5
    ※6
    イメージ(通説)に毒されすぎ

  9. 人間七七四年 | URL | -

    奇襲部隊は大岩山とその周辺から撤退を開始、数時間後には秀吉が自ら軍勢を率いて追撃戦を始めました。
奇襲部隊は山道を進みながら幾度も引き返して羽柴軍を撃退。夜明け頃に権現坂まで戻り布陣します。
追撃に失敗した秀吉は、賤ヶ岳に留まり奇襲部隊を支援していた柴田勝政の軍勢に矛先を向けました。
    羽柴の大軍に対し僅か三千の勝政勢は苦戦したが負傷者を置き去りにせず庇いながら戦い、賤ヶ岳の西にある飯浦坂を進みます。
羽柴軍の猛烈な追撃を受けた勝政勢は追い詰められたが友軍の危機を見た奇襲部隊が出陣して羽柴軍を横撃し、勝政勢を救援しました。
    追撃どころか多大な損害を受けた羽柴軍だったが秀吉は諦めず更なる攻撃の準備を進めた。
盛政も勝政勢を迎え入れると撤退どころか陣地に留まる構えを示します。
    戦国時代の野戦は、敵に対して有利に戦える場所を押さえる陣取りの棋戦が重要だった。
奇襲部隊が後退を止めて布陣したことは羽柴軍に対して有利に戦える場所まで移動した=勝算を立てたことを意味してますね。

  10. 人間七七四年 | URL | -

    佐久間盛政が率いた軍勢は史料によっては1万5千人。
いずれにしても大軍であり彼らを送り出した柴田勝家には戦局を大きく動かそうとする意図があったことが窺える。
史料で示された「退路の確保」他の史料にも記された「追われる奇襲部隊が追う側の羽柴軍に痛撃を加えた」戦果に加えて『一柳家記』の記述から考えられる奇襲部隊や柴田勝政勢が「大量の矢弾を想定される退路の要所に運び込んだ可能性」から奇襲部隊は初めから撤退戦も想定した入念な準備を行った可能性が考えられる。
この戦いは柴田方が結果的に「羽柴方を堅固な陣地から誘き出して山岳戦に引き摺り込んだ」という見方もできる。
奇襲部隊の善戦はあるいは、こうして退路に配置されただろう部隊=疲労が少ない部隊が奇襲部隊に順次合流し、殿軍を交替で引き受けることで実現したのかもしれない。
対して羽柴軍の追撃部隊は全員が長距離を移動しなければならず特に美濃から戻ってきた主力部隊の疲労は深刻なものだったと推測される。
『太閤記』には、「前田殿の軍勢が茂山にいてくれるから」と佐久間盛政が後退を止めて布陣し羽柴方に決戦を挑もうとしたところへ拝郷家嘉が盛政を諌めてさらに後退すべきだと進言する場面がある。
拝郷が決戦を諌めた理由は「羽柴方があまりに大軍だから無茶」というものだった。
そして羽柴方の大軍に怯えた後方の部隊が逃走し奇襲部隊は動揺して羽柴方に敗北した。
盛政は刑死、拝郷は戦死したので拝郷の諫言の部分は創作の可能性もあるが拝郷が本当に懸念したのは敵だったのか味方だったのか考えさせられる記述である。
奇襲作戦は奇襲部隊の後方を誰かが守る必要があった。
佐久間盛政は(内心は疑いを抱いたとしても)前田勢を信じることが前提の作戦を行った。
そうでなければ神明山方面から羽柴方が進出して奇襲部隊の退路を脅かす事態を防ぐ大事な役割を、別の武将が行うよう進言したはずである。
(北陸で長年共に戦った柴田勝政、拝郷家嘉、徳山則秀など)

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