409 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/07/21(火) 00:19:32.56 ID:kYKXU6n9
元亀二年毛利元就、芸州に卒去す。
嫡孫輝元家を継ぎ、二男、小早川隆景が家のことを執り行った。
竜造寺隆信は念入りに世の転変を了簡した。
「その昔、大内氏全盛の時は、かの家に通じて家業を落とさなかった。大内は既に滅んで、毛利氏中国を呑む。
我は初めより元就に志を運んだ。元就既に卒去し輝元その跡を継ぎ、今、義昭将軍は、輝元のもとにおわします。どうして弔い申さないでおられよう。」
かくして鍋島信生を使節とし、隆景に付いて義昭卿に通じられた。
将軍ことに御悦喜なさり、九州平均の命を隆信にくだされた。
隆景と信生は関係良好であったので、将来のことなど談ぜられ、信生は帰国された。
隆信は将軍の命を受けた後は、いよいよ弓矢の工夫を怠られることなく、九州平治の計略の外他事なかった。
『肥陽軍記』
元亀二年毛利元就、芸州に卒去す。
嫡孫輝元家を継ぎ、二男、小早川隆景が家のことを執り行った。
竜造寺隆信は念入りに世の転変を了簡した。
「その昔、大内氏全盛の時は、かの家に通じて家業を落とさなかった。大内は既に滅んで、毛利氏中国を呑む。
我は初めより元就に志を運んだ。元就既に卒去し輝元その跡を継ぎ、今、義昭将軍は、輝元のもとにおわします。どうして弔い申さないでおられよう。」
かくして鍋島信生を使節とし、隆景に付いて義昭卿に通じられた。
将軍ことに御悦喜なさり、九州平均の命を隆信にくだされた。
隆景と信生は関係良好であったので、将来のことなど談ぜられ、信生は帰国された。
隆信は将軍の命を受けた後は、いよいよ弓矢の工夫を怠られることなく、九州平治の計略の外他事なかった。
『肥陽軍記』
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コメント
人間七七四年 | URL | -
>二男、小早川隆景が家のことを執り行った
元春「えっ」
( 2020年07月21日 21:11 )
人間七七四年 | URL | -
やっぱそこ気になりますよねぇ
( 2020年07月21日 22:11 )
人間七七四年 | URL | -
「現在生存している子供」の内の二男という事でしょう。
今では稀な言い回しではあるけど。
( 2020年07月21日 23:35 )
人間七七四年 | URL | -
両社がクマーとやる夫で変換されてしまった・・・
( 2020年07月22日 04:45 )
人間七七四年 | URL | -
しまった両者やw
( 2020年07月22日 04:46 )
人間七七四年 | URL | -
隆景のほうが格上なのかも
( 2020年07月22日 18:23 )
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