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関東の馬のようではなく、弱くて異なるもの

2020年12月26日 18:06

510 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/12/26(土) 14:02:32.02 ID:JQ/PrDbx
関東の馬のようではなく、弱くて異なるもの


寛永15年(1638)、九州中の牛が病気で死ぬということがあった。【細川家史料 細川忠利文書四八二九号】
当時の忠利には知る由もなかったが、これは牛疫で西日本で五十万頭以上が死ぬ大流行であったとされる。
同時期に朝鮮半島でも牛疫が流行っており、病気の牛が漂着したのではないかと推測されている。
九州の牛死について詳しく述べている部分を抜粋して意訳。

一、九州の牛死についてですが、(どうせ牛が死んでしまうので)みな一人として世話をしようとせず
  少しも忙しくありません。また牛の薬が来ましたが、薬を飲ませるべき牛もいません。
  そうとはいえ、在所によっては一匹や二匹ずつ牛は残っているそうです。只今は馬に田畑を
  耕させていますが、(九州の馬は)関東の馬のようではなく、弱くて異なるもののようです。
  牛が二万三万も死ぬことはなかったので、(牛を家臣に用意するよう)申し付けることも出来ず
  (自分で)買うことも出来ません。上様(家光)にもどうしようもないことでしょう。
  薩摩の馬を買ったのですが、あちこちで(牛が死んでいるので)、乗る為の馬より高くなっていました。
  これも役には立たなかったので、熊本(城)の普請は止めて下々に知行をやって百姓を助けさせています。
  来年はいかほど(田畑が)荒れるか分かりません。苦々しい九州の様子です。

――『細川家史料 細川忠利文書 五〇二〇号』



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    口蹄疫なのかな?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    口蹄疫にしては致死率が高すぎるから違うような気がする

  3. 人間七七四年 | URL | -

    牛疫は日本では1922年に根絶されてるけど、それまでは各地で猛威を振るった病気だよ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ※3の方も書いてますが牛疫(牛の病気)ってわけじゃなくて、牛疫(ぎゅうえき)という致命的な疫病の名前です。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    日本での発祥はほぼ朝鮮半島が原因らしいね。
    日本の風土環境では土着しにくいんだろうか。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    今は天然痘と同じく根絶されてワクチンも備蓄されてるみたいだね

  7. 人間七七四年 | URL | -

    薩摩の馬は優秀とされていたはずだが…
    乗用馬として優秀でも輓馬としてはひ弱すぎるのか

  8. 人間七七四年 | URL | -

    馬と牛だと、牽引方法が違っていて、牛のノリで、馬に牽引させようとすると、失敗するというのがある。
    牛は押す、馬は引くというのがある。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    牛さんそんなに居ったんか……

  10. 人間七七四年 | URL | -

    >>1918年に蠣崎千晴が世界最初の牛疫ワクチン(不活化ワクチン)を開発した。

    はえ~、日本人が開発したんだ。結構重要な開発だと思うけど意外と知られていないよな
    それともワイだけ知らなかったのかな

  11. 人間七七四年 | URL | -

    ※10
    >蠣崎

    松前さんの類縁かしら?

  12. 人間七七四年 | URL | -

    ほえ~、全然知らんかった。しかも撲滅宣言出されたのは2011年。つい最近やん

  13. 人間七七四年 | URL | -

    2011年!

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