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北条幻庵、色々心配する・いい話

2009年02月10日 00:23

476 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/09(月) 02:07:05 ID:pHZv0KxL
北条一族の長老・幻庵さんが書いた『幻庵覚書』は
吉良氏朝に嫁ぐ氏康の娘に宛てて書かれたもの。
これは婚礼のしきたりや結婚後の生活について書かれてる。

式当日のことについては
「親類の呼び方についてだが、自家は吉良殿屋形、実家は小田原屋形などと呼べ。
 夫は上様、母は大かた殿とか大上様と呼べ。」
「礼法は吉良家のしたてに従え。
 当日の出し物は式三献(酒宴の礼法)だろうから順序を間違えるな。
「宿老や近習にお礼をしなければいけない。幸左衛門にお礼まわりをさせなさい。
 小袖を持参するときは左手でかかえて右手でおさえて持参せよ。」
などなど、鬱陶しいわと思うほど細かく注意している。

生活については
「鏡開きやお祝いごとは母方に従うといいだろう。
 幻庵がそのことを心配していたと母方に伝えなさい。
 子孫繁栄を祝う『亥の子餅』は小田原では廃れてしまったけれども、
 内裏ではかくかくしかじかだから覚えておくように。」
など、こちらも細かい。

また窮屈な生活には娯楽も必要ということで
「座頭衆が来たら杯をやって琵琶を語らせるといい。
 諸国を旅している者ならなら特に丁重に扱うことだ。
 だが相手も男だから馴れ馴れしくしてはいけないぞ。
 ただし、みん一が来たら気安く呼んでもよい。
 彼のことはあなたも幼いころよりご存知だろう。
 彼も歳をとったがふつつか者だ、丁重にもてなしてやるといい。
 さ一も同様にしてよい。それ以外の者には馴れ馴れしくしてはいけないよ。」
などと幻庵の甥の娘に対する心づかいが見える。

長々と細かく書いているのは甥の娘への思いからだろう。
いや~、家族っていいもんですね。



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    ゆとりのオレにはこーゆーのマジ有難い。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    細かいがマニュアルあるとありがたいよね
    最近は、そんなことも知らないの? 知ってて当然でしょという空気になって
    改めて教えてくれる人が少ないのも問題かも
    自分で調べるのもいいが、他の人の意見も重要だしね

  3. 人間七七四年 | URL | -

    事細かさ故に当時の世の中がハッキリと見えてくる。凄い史料!

  4. 人間七七四年 | URL | -

    北条一族がいかに統率がとれてたか、よく分かるね

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