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幾度か かくすみ捨てて 出でぬらん

2021年05月01日 14:44

143 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2021/04/29(木) 17:42:00.63 ID:RwG8RhcE
関ヶ原合戦の後、稲葉右京亮(貞通)は豊後国臼杵の城、太田飛騨守(一吉)没落
の地を賜り、ここに移って以後は臼杵の城主となるなり。

一鉄斎(稲葉良通)は濃州に止まり、旧領清水の北なる長良村の釣月庵に住しける。
右の釣月庵の西の面に1つの額をかけて、一鉄斎の自筆で辞世の一首あり。

「幾度か かくすみ捨てて 出でぬらん 定めなき世の ささのかり庵」

その翌年慶長6年丑11月24日、逝去なり。墳墓は長良月桂庵の境内にあり。

(中略)

稲葉両家(宗家と正成系)ともに徳川家に仕えて、武運長久たり。

――『美濃国諸旧記



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