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舟の錨を下ろして高鼾をかいて

2021年06月25日 18:29

824 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2021/06/25(金) 15:52:59.36 ID:t1CFx2Tk
大阪冬の陣の折、有馬玄蕃(豊氏)を初めとして、四国、九州の兵船が続々と入ると、
大阪方は尽く逃散って大阪城に入った。

大野道犬(治胤)は、足軽大将一人に、士五、六騎、足軽二十四、五人にて舟一艘に乗り、
注進舟を漕ぎ添えて、『海手の敵の数を見積もり、また見方の様子も見て注進せよ。』と
申し付けて差し越した所、両三夜の内に、早くも疲労で倦み、舟の錨を下ろして高鼾をかいて
寝ていたところを、九州衆の忍びの舟が、この様子を見て告げた。

そこで錨の綱を切り、舟を引いて川下の味方の中に引き入れ、一人も残らず斬り殺した。

管窺武鑑



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    ちゃんと交代制にしないから休憩が取れずにこうなったんだろうかな?
    それとも指示を受けた足軽大将が、そのあたりを怠ったのかな。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    これは橙武者

  3. 人間七七四年 | URL | -

    たった三日それかよ…
    とも思ったが、船上待機3日と考えると結構辛いものがあるな。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    足軽大将なのに足軽組頭か足軽小頭ぐらいの扱いだな
    士分がつけられてるけど足軽大将の一族か郎党?

  5. 人間七七四年 | URL | -

    三日間も同じ場所に待機って偵察にしては長くない?

  6. 人間七七四年 | URL | -

    男ばかり、船の上、3日間。何も起きないはずがなく…

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※5
    偵察というか前哨陣地の類だから、3日は長いどころか相手に動きあるまで継続だと思うぞ

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ※7
    トンクス
    じゃあなおさら交代要員必要だろ…

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