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「真田次第」との御諚を承れば

2021年07月03日 17:32

830 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2021/07/03(土) 11:34:41.30 ID:+DRaKY/T
大阪城に於いて軍評定の時、真田左衛門(信繁)がこう申した

「旧冬の御和議は、至極残念でした。旧冬まではこちら方に心を通じる大名もあったのに、
御和議となり、惣堀まで埋め、皆悉く降参のようになりました。

大御所(家康)は名将であり、衆心を摂り、旧冬の働きも、軽き功を重くし、小さいことでも大きく
感じ給う故、上下ともにいよいよ親しみ付いていまる。

さて又、京、伏見へ発向し、膳所、大津は手勢を遣わし、瀬田の橋を焼き落とし、京、伏見を
確保してしまえば、その内に味方に通じる衆も有るはずですが、味方の密談は敵に漏れており、
この儀も成りません。

野戦をしようにも、味方は小勢であり寄り合い武者ですから、中々勝利は得難いでしょう。
御籠城なさる外に手立て有りません。

であれば、我等はいかにも怯懦の体を示し、それによって『大阪方は臆して戦いに出てこないのだ』と
敵に思わせれば、彼らに驕る心が出来ること必定です。

驕りが出来れば軍法が乱れます。その節を見て、秀頼様が大広間に御出になり、面々に御抔を下され、
御言葉に預かれば、衆心一統し、一戦を望むのは勇士の本意です。
その時、「真田次第」との御諚を承れば、私が両御所(家康・秀忠)の御陣場を見定め、彼らの不意を
突いて、又は夜戦の奇変、それがしの一身の采配にて御座あるべし!」

そう申した所、譜代衆その他、「自分こそ総大将を」と思う輩も多かったため
「真田の只今の言葉、我々を差し置いて総人数の采配は推参至極なり、耳の穢である!」
と謗る故、内輪の破れと成り、互いの権争のため評定不調となった。

管窺武鑑

大阪夏の陣では、みんな総大将をやりたがって方針が纏まらなかった、という話ですね。



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    傭兵に丸投げして最終的に乗っ取られるミラノ公国がいいか
    常備軍を丸抱えして破産に次ぐ破産のスペイン王国がいいか
    んーどうあがいても絶望!

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    それ以前の問題かと。


    金も使ってそれなりに戦える戦力を集めてたけど、結局は戦局の見定めも出来ない淀君に決断が左右され、ロクな指揮官が居ないから集まった駒も上手く使えず最後は無駄死にさせられ滅んで行く。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    今でも淀君という呼称使ってる人いるんだな。
    なんか久しぶりに見た気がする。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    江本孟紀「ベンチがアホやから野球が出来へん」

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    何か問題有るの?

  6. 人間七七四年 | URL | -

    4年前に光栄テクモが出した仁王ってゲームでも淀君表記してっけどね?
    歴史考証にお詳しい人が揚げ足取りしたいだけかな?

    ttps://www.gamecity.ne.jp/nioh/dlc.html

  7. 人間七七四年 | URL | -

    *5、6
    単純に久しぶりに見た表記だなあと思っただけなんだ。
    気に障ったならスマン。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    別のまとめだったと思うが、茶々でも淀でもない別の名乗りがあったと聞いた

  9. 人間七七四年 | URL | -

    大坂冬の陣以降の大坂方のgdgdぶりを見ると、滅ぶべくして滅んだ家としか言えんのよなあ。
    「秀頼は実は優秀だったんだけど周囲のせいで力が振るえなかったんだよ」というのも、そうとでも思わなければやってられなかった旧大阪方の願望だったんだろうなあ・・・

    記録とか見ると、秀頼と口だけ番長の織田長頼の2人が一番場をかき乱していた感はあるが。

  10. 人間七七四年 | URL | -

    *8
    浅井菊子(wikipediaより)

  11. 人間七七四年 | URL | -

    ※8
    官位貰う時に菊子名乗っていたらしいね。
    浅井菊子てなっているの有るけど、浅井は苗字で官位は姓で貰うものだから藤原菊子じゃないのかなあ?
    源頼朝の正室も官位貰う時は北条政子じゃなくて平政子ですし。(因みに江戸時代に作られた歴史上の有名女性の美人番付も平政子になっているそうな。)

  12. 人間七七四年 | URL | -

    米1
    太公望「わが斉では優秀な者をどんどん重職につけよう」
    周公旦「わが魯では一族のみを重職につけよう」
    太公望「そんなのでは国がどんどん小さくなりますぞ」
    周公旦「そんなのでは他姓に国が乗っ取られるぞ」

    を連想したけど大きくなったのはスペインか

  13. 人間七七四年 | URL | -

    ※12
    スペインも他姓に家を乗っ取られてるから無問題

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