336 名前:人間七七四年[] 投稿日:2021/07/23(金) 00:00:56.05 ID:b6PXRtd+
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-3952.html?sp
https://japanmystery.com/fukui/kumiya.html
こちらの話で京極高次の小浜城建設のために愛娘を人柱にされた、若狭国の豪商・組屋六郎左衛門のお話。
永禄年間(1558~1570)のこと、航海中に遭難しそうになった組屋六郎左衛門の船であったが、突然港へ向けた風が吹き、その風のおかげで難を逃れることが出来た。
無事、港に着いた六郎左衛門の船であったが、その中から見慣れぬ異形の老人が姿を現した(またはこの老人によって船は難を逃れたとされる。)。六郎左衛門はこの老人を自宅に招くと、手厚く歓待した。
すると老人は、「我は疱瘡の神である」と六郎左衛門に素性を明かし、歓待してくれたお礼に彼の一族は疱瘡から守護すると約束し、そして六郎左衛門に疱瘡からの守札の作り方を伝授して去っていったと言う。
この守札には組屋六郎左衛門の名が記されてており、疱瘡の神はこの名を見るとその家は避けてくれるのだと言う。
この疱瘡御守札と疱瘡神御影、並びに組屋六郎左衛門と疱瘡の神とのやり取りを記録した文書は小浜市教育委員会所蔵として今の世に残っている。
参考サイト
福井県文書館
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/fukui/08/m-exhbt/20170713AM/20170713.html
小浜市ホームページ
http://www1.city.obama.fukui.jp/obm/mermaid/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000002_E5B08FE6B59CE5B882E58685E381ABE6AE8BE3828BE796ABE79785E7A588E9A198EFBC88E58699E79C9FE381AEE381BFEFBC892E706466
毎日新聞記事
https://mainichi.jp/articles/20200617/ddl/k18/040/226000c
337 名前:人間七七四年[] 投稿日:2021/07/23(金) 00:10:19.93 ID:b6PXRtd+
また、この時から遡ること約600年、一条天皇の長徳3年(997)に組屋六郎左衛門に宛てて五人の疱瘡の神が書いたとされる詫び状もかつて存在したとされる。
丸写しでアレだが、そちらに記載された文言は以下の通りで、こちらの疱瘡の神からの守札はは組屋六郎左衛門の名と共に以下の和歌を記すのだと言う。
「千早振神の子孫の家なれは邪魔モ悪魔も寄にきられす」
参考サイト
エーザイホームページ
http://search.eisai.co.jp/cgi-bin/historyphot.cgi?historyid=K01011
個人ホームページ
http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/2020/03/post-016bc1.html
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-3952.html?sp
https://japanmystery.com/fukui/kumiya.html
こちらの話で京極高次の小浜城建設のために愛娘を人柱にされた、若狭国の豪商・組屋六郎左衛門のお話。
永禄年間(1558~1570)のこと、航海中に遭難しそうになった組屋六郎左衛門の船であったが、突然港へ向けた風が吹き、その風のおかげで難を逃れることが出来た。
無事、港に着いた六郎左衛門の船であったが、その中から見慣れぬ異形の老人が姿を現した(またはこの老人によって船は難を逃れたとされる。)。六郎左衛門はこの老人を自宅に招くと、手厚く歓待した。
すると老人は、「我は疱瘡の神である」と六郎左衛門に素性を明かし、歓待してくれたお礼に彼の一族は疱瘡から守護すると約束し、そして六郎左衛門に疱瘡からの守札の作り方を伝授して去っていったと言う。
この守札には組屋六郎左衛門の名が記されてており、疱瘡の神はこの名を見るとその家は避けてくれるのだと言う。
この疱瘡御守札と疱瘡神御影、並びに組屋六郎左衛門と疱瘡の神とのやり取りを記録した文書は小浜市教育委員会所蔵として今の世に残っている。
参考サイト
福井県文書館
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/fukui/08/m-exhbt/20170713AM/20170713.html
小浜市ホームページ
http://www1.city.obama.fukui.jp/obm/mermaid/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000002_E5B08FE6B59CE5B882E58685E381ABE6AE8BE3828BE796ABE79785E7A588E9A198EFBC88E58699E79C9FE381AEE381BFEFBC892E706466
毎日新聞記事
https://mainichi.jp/articles/20200617/ddl/k18/040/226000c
337 名前:人間七七四年[] 投稿日:2021/07/23(金) 00:10:19.93 ID:b6PXRtd+
また、この時から遡ること約600年、一条天皇の長徳3年(997)に組屋六郎左衛門に宛てて五人の疱瘡の神が書いたとされる詫び状もかつて存在したとされる。
丸写しでアレだが、そちらに記載された文言は以下の通りで、こちらの疱瘡の神からの守札はは組屋六郎左衛門の名と共に以下の和歌を記すのだと言う。
「千早振神の子孫の家なれは邪魔モ悪魔も寄にきられす」
参考サイト
エーザイホームページ
http://search.eisai.co.jp/cgi-bin/historyphot.cgi?historyid=K01011
個人ホームページ
http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/2020/03/post-016bc1.html
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コメント
人間七七四年 | URL | -
蘇民将来の類型なんでしょうか、厄除けの定番みたいな
( 2021年07月24日 14:32 )
人間七七四年 | URL | -
※1
長州藩か岩国藩の文書として山口県文書館蔵のこの守札が有ったり、埼玉県比企郡嵐山町にも疱瘡神の詫び状が有ったりするから、各地に厄疫避けとしてレプリカも広まったんだろうか?
山口きらリンク
ttps://kiralink.pref.yamaguchi.lg.jp/202007/yamaguchigaku/index.html
嵐山web博物誌
ttp://www.ranhaku.com/web07/c2/4_03syomon.html
( 2021年07月24日 15:01 )
人間七七四年 | URL | -
組屋自体は地蔵発見の話からも戦国期に存在した人物と考えて問題なさそうだけど
亡失したという平安時代の組屋宛詫び状でどういう代物なんだろう
( 2021年07月24日 17:48 )
人間七七四年 | URL | -
組屋六郎左衛門という名前が長徳3年(997)に存在したんだろうか、という疑問がまず来るんだけど
平安時代の庶民層の名前ってこんな感じなの?
( 2021年07月24日 18:12 )
人間七七四年 | URL | -
組屋六郎左衛門の名は代々襲名制らしいので、この逸話の組屋六郎左衛門と人柱を出した逸話の組屋六郎左衛門は年代的に別人(親子?)の可能性があるかも。
平安時代に○○屋は流石に無いんじゃないかなぁ?
現存する文書や字の内容からしても江戸時代とかに書かれたのではないかと憶測してみたり
( 2021年07月24日 18:51 )
人間七七四年 | URL | -
室町か戦国期あたりに「組屋六郎左衛門の守札」が疱瘡避けの定番として広まって
更なる箔をつけるために文書の年号を遡って平安時代以来のご利益品ということにしたんだろうか
( 2021年07月24日 20:28 )
人間七七四年 | URL | -
今の世にも色々な詐欺や悪徳商法があるけど、7世紀にも新興宗教の形で常世神と言うのが有ったと昔、聖徳太子だかその辺りの時代の伝記漫画で読んで知った覚えがある。
これもひょっとしたら、組屋六郎左衛門が遭難から助かったと言う事実から膨らんだあやかり商法みたいなものかも?
( 2021年07月25日 16:52 )
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