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更に主従の区別も無いほどであった

2021年10月03日 16:29

646 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2021/10/03(日) 15:22:34.27 ID:BDVYgDQG
島津義弘公が高麗在陣の砌、綿入れ二枚を重ね着していた者をご覧になって
「男児たるものがそのように大着をするものではない!」
とお叱りに成られた。そのため出征の将士たちは、皆綿入れ一枚で羽織も着ず寒さを凌いだそうである。

また寒中滞陣の砌は、陣小屋に大囲炉裏を長く拵え、それに火をいっぱいに焚き、何れも両方より
足を差し出して、火に当たりながら夜を明かすのを例とした、義弘公もこの時ばかりは、
味方の雑兵と一緒に打ち交わって火に当たられ、更に主従の区別も無いほどであった。

加藤清正がこれを聞いて、「薩州は平生主従の区別無きまで親しみ合うが、一旦表立つ場合には
君臣の礼儀がしっかりと立ち分かれる事、実に以て感心の外無し」
と誉めたそうである。

軍神島津義弘公



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    なお遅刻癖

  2. 人間七七四年 | URL | -

    どっちかというと息子の方が……
    遅刻は……

  3. 人間七七四年 | URL | -

    島津義弘「子どもは風の子」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    島津はどうにも定時発車できない構造なんだよな
    御大将が出発しようとすると決まって間際に家臣がぐずりだす
    大家族のオカンが子供たちのケツひっぱたいて出かける姿を見るようだ

  5. 人間七七四年 | URL | -

    こう言う話しを知るたびに
    南のお兄ちゃんに胃薬をあげたくなる。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ※5ですが、この話とは※4殿が言っている
    定期発車できない構造のことです。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    左内「島津の家中の方々は戦仕度が宜しく無いな。儂は出陣前に能役者呼んで家来共々楽しんでから戦に臨んでいるのになあ。」
    重方「何を言われるか。儂は関ヶ原の時は、押っ取り刀で馳せ参じているぞ。金を集めてその上を裸で転げ回る奴にとやかく言われたくないわ。」
    左内「儂は合戦時には主君に軍事金献上しているし、同輩にも貸しているぞ。家に米が無いからと言って年貢米無理矢理持っていく奴に言われたくないわ。」

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ※7
    左内→普段はケチケチ貯め込んでいるがいざという時は凄い額のお金をくれる
    大蔵→普段は金銭に恬淡としているが本当に切羽詰まった時には横領も辞さない

    もうこの二人が結婚すればいいんじゃね?

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ※8
    某義隆「その話詳しく」

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