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週刊ブログ拍手ランキング【11/11~/17】

2021年11月17日 17:36

11/11~/17のブログ拍手ランキングです!


家に帰り、妻と相談します 13

ただそのままに差し置かれるべき 13

その後は誰も元親を諌める者は無く 12
この人の才と徳を 10
かの浪人が甲冑を帯びて発足した 9

これに信之は、偽って 8
古沼の浅き方より野となりて 7
ただ慎重を期すために 6



今週の1位はこちら!家に帰り、妻と相談しますです!
江戸幕府初代京都所司代・板倉勝重が奉行職を受ける時の、これも有名な逸話ですね。コメントにもありましたが、
勝重は僧籍に入っていたのを、父と兄弟が立て続けに亡くなったために急遽還俗して板倉家を継いだ人で、
そもそもは武士ではなかったわけですね。もちろん当人に当初から行政の才があったのでしょうが、そんな人の能力を
しっかり見極めて重職に抜擢する家康も大したものだな、と感じてしまいます。
このお話で面白いのはやはり、勝重が妻に相談しに行くところですね。色々な読み方が有るとは思いますが、
奉行職など大きな役職を担当する場合、この中で勝重が述べているように、奉行という役職に任じられてその身を
全うできたものは少ないという認識から、何に付けても家族のサポートが不可欠、という意識がこの逸話の成立時には
有ったのだろうなと感じます。こういった意識は現在に通じるものかも知れません。
この人の才と徳を
こちらのお話を見ても新井白石の時代には既に、板倉勝重は理想的な奉行、裁判官と見られており、
近世、江戸期の吏僚についての理想像を考えさせてくれる、そんなお話でもあると思いました。

今週は同票でもう一つ!ただそのままに差し置かれるべきです!
こちらは豊臣秀吉の豊国社復興を諮問した徳川家光に対して、それをやんわり否定した酒井忠世のお話。
ここで面白いのは家光が、「徳川家の興隆」が秀吉からの恩義であると認識している部分でしょう。
『新東鑑』は基本的に徳川寄りの書物であり、徳川を美化、正当化する傾向の強い内容となっています。
その上で家光にこう言わせているわけですから、『徳川史観』なるものも決して一様ではない事が察せられますね。
また酒井忠世の一種の宗教観が述べられており、神・神威というものは人の崇敬・信仰によって生じるもので、
その核となるものが無ければ神威も生ぜず、故に神威の発動である祟りも無い、という意味だと思うのですが、
あくまで現世、現実に生きている人の存在をベースにしていて、政治の担当者らしい考え方だな、とも感じました。
このお話の成立時期を踏まえていくと、色々なものが見えてくるお話だと思います。

今週管理人が気になったお話はこちら!古沼の浅き方より野となりてです!
ここで目を引くのはやはり、安宅冬康を殺したのは三好長慶ではない、としている所でしょうね。勿論それは史実ではなく、
現代安宅冬康については、長慶が養子とした三好義継の三好宗家継承に伴う何らかの摩擦のため、長慶によって
殺害されたという考え方が主流であると感じます。その上で何故に長慶ではなく、三好義継と三好長治によって
攻め滅ぼされたという話になっているのか考察すると、先ずは安宅冬康は兄に疑念を抱かせるような人物ではないという
理想化、そして三好義継、三好長治が結果的に滅びた事からの、その愚行の起点としての安宅冬康という構図が
考えられると思います。ストーリーとしてスッキリするという事ですね。
勿論他にも、様々に考えられると思います。こういった事はただ史実と異なる、という所で止まるのではなく、成立した時代の
状況や考え方を見ていくことで様々な知見が得られます。色々深堀りしてみたくなる、そんな内容だとも思いました。



今週もたくさんの拍手を、各逸話に頂きました。いつもありがとうございます!
また気になった逸話を見つけた時は、そこの拍手ボタンをおしてやってくださいね!
(/・ω・)/
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