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山中主膳と難波田憲重の和歌問答・いい話

2009年02月14日 00:18

726 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 19:40:10 ID:NDrS3Odq
既出?有名な逸話ですが便乗


松山城風流歌合戦

天文6年、上杉朝定が家督を継ぐと、北条氏綱は河越城へ向け進軍を開始した。
上杉勢は総崩れとなり、7月15日には河越城が陥落したため松山城へ敗走した。
松山城の難波田憲重は朝定を迎え入れ、7月20日に北条勢と戦闘となったが難波田勢
の活躍で辛くも撃退した。

このとき、追撃する北条方の山中主膳が、敗走する憲重に和歌問答を仕掛けた。

「あしからじ よかれとこそ たゝかはめ など難波田の くずれ行らん」
(主君のために良かれと思い闘ったのではないか、なぜそれなのに難波田憲重ほどの名のある者
が逃げるのか)と詠むと

憲重は馬を止めて踵を返し、

「君をゝきて あだし心を 我もたば すえの松山 波もこえなん」
(幼い主君を置いて自分が討死にせば、しまいには松山は荒波の中に呑まれてしまうであろう。
そういう訳にはいかないのだよ)と歌を返したという。




729 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 21:06:50 ID:jAJk6Tr1

>>726みたいに綺麗にまとまるなんて実際は少なかったろうな
口合戦の延長だったんだろうから
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | LmMdU2V.

    返歌の方は古今集の有名な歌ですな。

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