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家人、曽根某の長男に初陣を飾らせる・いい話

2009年02月14日 00:28

685 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/02/13(金) 02:28:27 ID:mj7SYu05
大阪の陣の折の事である

尾張家初代、徳川義直の家臣に、曽根某という者がいた。
彼の十六歳の長男が初陣をすることになったので、代々曽根家に仕えている老練の家人を呼び

「今度の戦では、私に変わって息子の面倒を見てくれ。戦場でそれなりに働けるよう、
よろしく頼む。」

と、頭を下げた。家人は「お気遣いなさらないでください、承知いたしました。」と、
長男に付き従い出陣した。


さて、戦闘が始まる。
家人は目ざとく。これはと言う敵を見つけ「あの敵と槍を合わせましょう」と申し上げ、
曽根某の長男も見事その首を取った。
すると家人、何を思ったかその首の切り口を、長男の顔に押し付けた。

「な、何をする!」

と言う間にも、家人、今度は敵の血を、鎧にペタペタと塗りつけ、
最後に、まだ血の流れる首を馬の鞍にくくりつけた。

長男の鎧も馬も白色であった。そのため血の朱の色が映え、その姿はすさまじく、
それを見た者は『あの武者はどれほど立派な働きをしたのだろう』と、皆、長男を
誉めそやした。

そのため長男も気持ちが高揚し、さらに手柄を立てることが出来た。


戦後、曽根某はこの家人の働きを賞賛し、自分の家禄600石のうち、100石を
この家人に与えたと言う。





687 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 02:35:34 ID:wyCZQc57
いいなこれ
血を塗った爺さんも凄いし、そのあとにも手柄を立てた長男もまたしかり

688 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 02:37:36 ID:rKmHezB9
>>685
自分の俸禄の1/6も与えるとか凄い太っ腹だな。
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