929 人間七七四年 sage 2022/01/06(木) 21:41:17.69 ID:ak4lRxaa
大阪冬の陣に於いて、九鬼長門守守隆は盲船というものを作った。これは胴壁天井に、竹束を以て
丈夫に囲み、船首、船尾に銃口をあけ、取舵面舵共には四箇所の口があった。
明かりは引戸に拵え、口に打鍵を付けた。天井は竹束にて葺き、逆櫓を立て、打鍵の本六尺に重を付け、
その先に細引きを付けて、船の形異形であった。
これによって船中の軍兵は手も負わずして味方の働きは自在であった。
九鬼は太閤秀吉公の時、朝鮮国に在陣して大明の軍兵と船軍をすること数年であったので、主人郎党に
至るまで、調練妙を得ていた。即ち長門守は、難波橋の舟入より、この舟を川に入れて、鉄砲を城中に
打ち入った。
(新東鑑)
潜水艦とも言われる九鬼家の「盲船」についてのお話
930 人間七七四年 sage 2022/01/06(木) 22:46:44.77 ID:7ZpPPo9o
島田荘司「星籠の海」で
村上武吉が潜水艦で九鬼水軍の鉄甲船を攻撃してたのを思い出した
https://i.imgur.com/fG68eNr.jpg
大阪冬の陣に於いて、九鬼長門守守隆は盲船というものを作った。これは胴壁天井に、竹束を以て
丈夫に囲み、船首、船尾に銃口をあけ、取舵面舵共には四箇所の口があった。
明かりは引戸に拵え、口に打鍵を付けた。天井は竹束にて葺き、逆櫓を立て、打鍵の本六尺に重を付け、
その先に細引きを付けて、船の形異形であった。
これによって船中の軍兵は手も負わずして味方の働きは自在であった。
九鬼は太閤秀吉公の時、朝鮮国に在陣して大明の軍兵と船軍をすること数年であったので、主人郎党に
至るまで、調練妙を得ていた。即ち長門守は、難波橋の舟入より、この舟を川に入れて、鉄砲を城中に
打ち入った。
(新東鑑)
潜水艦とも言われる九鬼家の「盲船」についてのお話
930 人間七七四年 sage 2022/01/06(木) 22:46:44.77 ID:7ZpPPo9o
島田荘司「星籠の海」で
村上武吉が潜水艦で九鬼水軍の鉄甲船を攻撃してたのを思い出した
https://i.imgur.com/fG68eNr.jpg
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コメント
人間七七四年 | URL | -
船の中で暖をとって一酸化炭素中毒?
( 2022年01月07日 21:47 )
人間七七四年 | URL | -
これか
ttps://da.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/portal/assets/005c4103-0c4c-0c70-1dad-438a44d150ed#?pos=1
九鬼家盲船散図
図面で見ると形状は潜水艦というより上陸用舟艇ぽい
( 2022年01月08日 11:15 )
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