02/10~/16のブログ拍手ランキングです!
末まで磨く玉鉾の道 16
一祐働きの事 付、月山の長刀 11
いぬる いぬる 10
原大隅が大力を得たわけ 10
必ず災いに罹りて死ぬべき者なり 7
原大隅守の力の事 7
山本勘助物見の松 異聞と提灯づるね 7
「大友興廃記」より高城川の戦い(耳川の戦い) 6
幸若与太夫の事 6
山本勘助の神之峰攻略 6
朝野雑載の幸若太夫の記事 5
山本勘助物見の松(またはジタジタ松) 5
「大友興廃記」より「城中水に渇すること」 5
今週の1位はこちら!末まで磨く玉鉾の道です!
来島村上康吉家の勇者・田坂槍之助の壮絶な奮戦のお話。ここにある安芸の佐伯氏とは、厳島神社の神主家でしょうか。
このお話からは、この時代のいわゆる「海賊」にとって、自分達のナワバリを通過する船から通行税を徴収することが、
どれほど重要な業務であったか感じ取れますね。その上で、海賊衆の武士として理想的なあり方を見せる槍之助。
これは伝説として残るのも納得です。
よく海洋世界、大海原は自由だと言われがちですが、実際には様々な勢力による多くの「ナワバリ」が設定され、
ナワバリの定めに従わない者は報復を受ける、陸上世界とあまり変わりのない世界であったりします。むしろ「領域」に対する
権利意識は陸上以上かも知れません。このお話では来島村上氏の定めを侵犯した佐伯氏自身が、その定めを「天下の法」と
言っていることも興味深いですね。無論このお話は来島村上氏寄りのものですが、彼等の定めは私的な、勝手なものではなく
世間一般に定着した常識の範疇である、という意識を感じます。
「海賊衆」に関して様々に考えさせてくれる、そんな内容だとも思いました。
2位はこちら!一祐働きの事 付、月山の長刀です!
大友家の勇者、吉田一祐の最期についてのお話。これほどの勇者が、大友氏改易後に帰農し、新たに領主として入ってきた
太田一吉の家老との遺恨の末討たれるとは、家が滅びるということの悲哀も感じてしまいます。このお話には吉田一祐
だけではなく、大友旧領に土着した多くの大友旧臣が感じた屈辱が反映されているのかも知れません。
そして大友宗麟より拝領した銘刀を守って滅びた事は、主家に殉じたという意味もあるのでしょう。それは武士としての
生き様を見事に貫いた、という事でも有り、「百姓」とされた、大友家の勇者たる吉田一祐が見せた最期の華とも
受け取られたでしょう。
様々に感慨深いお話だと思いました。
今週管理人が気になったお話はこちら!いぬる いぬるです!
愛媛県、即ち伊予国には、長宗我部と並ぶくらい、大友氏との戦いについての伝承が多いという印象があります。
地理的に豊予海峡(速吸瀬戸)一つを隔てているだけですから、古来より交流も摩擦も、非常に多かったのでしょう。
ここに毛利氏なども関わって、伊予の戦国史は非常に複雑なものになるのですが、こちらはそのような中での、
大友の略奪品である、由緒ある梵鐘と明王像についてのお話です。
記事の中でも指摘されているように、これに類するお話は四国各地にあるようで、おそらくは同じ説話が各地で
ローカライズされていったのだろうとは思いますが、それぞれの描かれ方を比べても、その土地々々の認識や
事情を感じられ、大変興味深く読みました。こういった伝説、伝承から地域の有り様を見るということ、
読み手の知識が深まれば深まるほど、様々に感じることが増えてきて、さらに面白くなる、そんなお話の一つだと
思いました。
今週もたくさんの拍手を、各逸話に頂きました。いつも本当にありがとうございます!
また気になった逸話がありましたら、そこの拍手ボタンを押してやってくださいね!
(/・ω・)/
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「大友興廃記」より「城中水に渇すること」 5
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来島村上康吉家の勇者・田坂槍之助の壮絶な奮戦のお話。ここにある安芸の佐伯氏とは、厳島神社の神主家でしょうか。
このお話からは、この時代のいわゆる「海賊」にとって、自分達のナワバリを通過する船から通行税を徴収することが、
どれほど重要な業務であったか感じ取れますね。その上で、海賊衆の武士として理想的なあり方を見せる槍之助。
これは伝説として残るのも納得です。
よく海洋世界、大海原は自由だと言われがちですが、実際には様々な勢力による多くの「ナワバリ」が設定され、
ナワバリの定めに従わない者は報復を受ける、陸上世界とあまり変わりのない世界であったりします。むしろ「領域」に対する
権利意識は陸上以上かも知れません。このお話では来島村上氏の定めを侵犯した佐伯氏自身が、その定めを「天下の法」と
言っていることも興味深いですね。無論このお話は来島村上氏寄りのものですが、彼等の定めは私的な、勝手なものではなく
世間一般に定着した常識の範疇である、という意識を感じます。
「海賊衆」に関して様々に考えさせてくれる、そんな内容だとも思いました。
2位はこちら!一祐働きの事 付、月山の長刀です!
大友家の勇者、吉田一祐の最期についてのお話。これほどの勇者が、大友氏改易後に帰農し、新たに領主として入ってきた
太田一吉の家老との遺恨の末討たれるとは、家が滅びるということの悲哀も感じてしまいます。このお話には吉田一祐
だけではなく、大友旧領に土着した多くの大友旧臣が感じた屈辱が反映されているのかも知れません。
そして大友宗麟より拝領した銘刀を守って滅びた事は、主家に殉じたという意味もあるのでしょう。それは武士としての
生き様を見事に貫いた、という事でも有り、「百姓」とされた、大友家の勇者たる吉田一祐が見せた最期の華とも
受け取られたでしょう。
様々に感慨深いお話だと思いました。
今週管理人が気になったお話はこちら!いぬる いぬるです!
愛媛県、即ち伊予国には、長宗我部と並ぶくらい、大友氏との戦いについての伝承が多いという印象があります。
地理的に豊予海峡(速吸瀬戸)一つを隔てているだけですから、古来より交流も摩擦も、非常に多かったのでしょう。
ここに毛利氏なども関わって、伊予の戦国史は非常に複雑なものになるのですが、こちらはそのような中での、
大友の略奪品である、由緒ある梵鐘と明王像についてのお話です。
記事の中でも指摘されているように、これに類するお話は四国各地にあるようで、おそらくは同じ説話が各地で
ローカライズされていったのだろうとは思いますが、それぞれの描かれ方を比べても、その土地々々の認識や
事情を感じられ、大変興味深く読みました。こういった伝説、伝承から地域の有り様を見るということ、
読み手の知識が深まれば深まるほど、様々に感じることが増えてきて、さらに面白くなる、そんなお話の一つだと
思いました。
今週もたくさんの拍手を、各逸話に頂きました。いつも本当にありがとうございます!
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コメント
人間七七四年 | URL | -
>木島村上氏
来島ァ!
( 2022年02月16日 21:21 )
人間七七四年 | URL | -
管理人さんもしかして、
来島村上氏(くるしまむらかみし)
を
木島村上氏(きしまむらかみし)
って読んでる?
( 2022年02月17日 22:00 )
まとめ管理人 | URL | -
おお…。間違えた上に…
(「くるしま」って入力するより「きじま」って入れて変換したほうが楽なんだよう( ;∀;))
直しておきますう
( 2022年02月17日 22:25 )
人間七七四年 | URL | -
来島又兵衛は「きじま」なんだよね
( 2022年02月18日 01:25 )
人間七七四年 | URL | -
来島里から久留島に変わるからややこしや
何で九州に行って久留島に改名したんだろ
( 2022年02月18日 07:56 )
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