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父には似ざらる者かな

2022年04月13日 17:53

441 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2022/04/13(水) 16:00:40.46 ID:Vd6/BRm7
本多出雲守忠朝という人は、中務大輔忠勝の二男にして、去る関ヶ原合戦でも高名あり、大御所(徳川家康)も
甚だ称賛していた。

例年、出雲守は参勤の折に、大御所に蝋燭を献上していた。大御所はこの蝋燭を「他に異なる」と褒める
仰せがあった。
ある時、忠朝が参府し、晩景に及んで出仕し、在所の鹽肴を献上した所、老中一同がこのように申した
「足下が献上した蝋燭が、御旨にお叶いになった。今回も蝋燭を献上されるのがいいだろう。」
しかしこれを聞いた忠朝は
「その事を知らざる故に、用意しておりません。」
と申した。

本多上野介(正純)はこれを聞くと
「然らば、御納戸に置いてある蝋燭で、間に合わせれば良いでしょう。」と言った。
これに出雲守大いに喜び、その蝋燭を献上した。

さて、忠朝退去の後、大御所がその献上された蝋燭を灯された所、前のものと違い大いに流れた。
これを御覧になって

「出雲の父は武勇のみだけではなく、このような小事であっても、曾て越度がなかったが、
父には似ざらる者かな」

と仰せになった。

新東鑑

本多正純の罠だったのかたまたまなのか



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    案外正純が蝋燭ならなんでも喜ぶだろと勘違いしたのかも知れん

  2. 人間七七四年 | URL | -

    して、その蝋燭は何処の作ですか?

  3. 人間七七四年 | URL | -

    忠朝が持参した高級品の蝋燭だから家康も褒めたのだし
    その話を家康の側近である正純が知らない訳も無いのだから
    あのクソ狸は物の価値が分からんからと納戸の安蝋燭を代用で献上させるとか
    罠以外の何モノでも無いでしょ

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