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週間ブログ拍手ランキング【05/05~/11】

2022年05月11日 17:06

05/05~/11のブログ拍手ランキングです!


無類の剛の者なり 16

重ねて問うことがあるか 15

島津中書の死について 14
後醍院宗重、関ヶ原にて 14

後醍院宗重の息子たち 10
押川強兵衛の話 9
浜田経重の話 9

米村が浪人した後 6
槐記より秀吉の話 6



今週の1位はこちら!無類の剛の者なりです!
この米村権右衛門、大野治長の重臣・寵臣として当時有名だったようで、大坂夏の陣では千姫助命のため、本多正信への
使者となりました。故に主人である治長に殉じる事が出来なかったのでしょう。
そんな彼が戦後、大阪城の金の在り処を尋ねられ知らないと剛鬼に答えるお話。大坂の陣の逸話の中でも
割と知られている内容だとは思いますが、負けたとは言え、大阪方の気概を感じさせてくれる内容だと思います。
また言っていることが、まさに武弁という感があり、それもいいですね。そして最期に徳川家康が彼の勇気に感心して
赦免する所まで含めて、お話としても実によく出来ていると思います。
大阪方の人々の思いの一端を伝えてくれる、そんなお話だと思いました。

2位はこちら!重ねて問うことがあるかです!
こちらも大阪方の落ち武者のお話。彼らを匿ってくれた僧が捕縛されたと知るや、自ら出頭した山川帯刀賢信、北川治郎兵衛宣勝
のお話です。これも、大阪方の武士の矜持を感じさせるお話ですね。また、ここで家康が「どこかに拘禁すべきでしょか」
との進言に対し「義を知って出てきた者に、何ぞ事あらんや。」という所が良いですね。これも、逸話としても
完成されていると思います。また、結果的に戦国以来の武士同士の戦いの最後となった大坂の陣についての
新東鑑成立時の、世間での受け止め方も感じられるように思います。おそらく同格の「勇者」がぶつかりあった
合戦として、大阪方も含めて評価されていたのでしょうね。
最後に浪人払で九州へと渡るところも含めて、大阪浪人というものを感じさせてくれる内容だと思いました。

今週管理人が気になった逸話はこちら!島津中書の死について です!
島津豊久の討死の様子を目撃した後醍院宗重が、踊りの中で孫たちにそれを伝えるお話。
このお話の成立した頃には、関ヶ原合戦も島津豊久の討死もすでに、薩摩に於いて島津家の大苦難として
伝説、神話のようなものであり、それは代々、伝えられていったのでしょう。それは単純に上からの教育というより、
関ヶ原に参戦した個々の家がその由緒の重要な要素として、語り伝えたものでもあったのでしょう。
そんな事も感じた内容でした。



今週もたくさんの拍手を、各逸話に頂きました。いつもありがとうございます!
また気になった逸話を見つけた時は、そこの拍手ボタンを押してやってくださいね!
(/・ω・)/
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