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阿波守、弓箭に賢き仕方なり

2022年06月13日 18:14

245 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2022/06/13(月) 16:33:10.50 ID:fimvgw9r
大阪冬の陣、蜂須賀阿波守(至鎮)の陣に大阪方の城兵が夜討ちの時(本町橋の夜戦)、
阿波守よりこの趣を仔細に書付け報告された。

この検使として幕府より、小栗又市が遣わされた。ところが彼は蜂須賀手先の柵を、
又市の計らいとして取り除けさせた。蜂須賀家の家臣たちも心得難く思ったが、幕府の
検使の指図であるので、それに任せた。

翌十七日、大御所(徳川家康)は本町筋を御巡見された。そして夜討ちの場、且つ柵の様子を
ご覧になって「阿波守、若輩たりと雖も、弓箭に賢き仕方なり。」と、甚だ御感あったという。

新東鑑



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    小栗又市は通称から小栗中順の祖先か
    もっと西の大名に恩をうっておけば、子孫も斬首の憂き目にあわんかったのだろうか

  2. 人間七七四年 | URL | -

    そして小栗忠順(ただまさ)の子孫が
    「花さか天使テンテンくん」の作者の小栗かずまた(本名:小栗又一郎)

  3. 人間七七四年 | URL | -

    夜襲も撃退したし、もう大阪方からの攻撃はないだろうから進軍の邪魔になるであろう柵を取り除かせたのかな。
    で、それを見た家康がお、こいつはわかってるぞと。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    「後進に花を持たせる」という思考が又一の中にあったことにまず驚く

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