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金子備後守、イノシシの恩返し・いい話

2009年02月17日 00:45

872 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 11:57:33 ID:W+BvMcY6
イノシシの恩返し

金子備後守を始め家臣一同が山上で花見をしていた。 そして宴もたけなわになった頃、
数人の若い者が山の中からイノシシの子を生け捕りにして、備後守の所へ持ってきて、
「殿、イノシシの子を捕らえてきました。子供ですから肉も柔らこうございます。さっそく調理いたします」
というと、居並ぶ家臣たちは、それはよいご馳走だと喜んだ。ところが備後守は顔を曇らせて
「そのような可哀想なことはしないでくれ、どうかそのイノシシの子を助けてやってくれ、
しかも余は亥年の生まれである。」
といった。
 そしてイノシシの子をもとの所へ逃してやりに行った。
ちょうどその時四、五歳であった備後守の長女カネ姫も家来に連れられて一緒について行った。
 命を助けてくれたイノシシの子は、木立の中に走って行った。すると数匹の親、兄弟のイノシシが
出迎えに来ており、一緒になり、十歩行っては後をふり向き、二〇歩行ってはふり返りながら
木立の中に帰って行った。

873 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 11:59:20 ID:W+BvMcY6
 時は流れて天正十三年(1585)7月14日、秀吉の四国攻略に対して、
土佐の長曽我部と同盟の義理のため、十倍に余る秀吉軍を相手に戦った金子城もついに落城、
当時十六歳になった美しいカネ姫は、家来の守谷一族に守られて、金子山伝いに土佐へ落ちようとした。
しかし敵が追いかけて来て、守谷一族も次から次へと斃れていった。とうとうカネ姫一人になった。
「あれは金子の姫だ、早く捕まえろ」
といいながら敵が追いかけて来た。もうだめかと思ったその時、木立の中から数匹のイノシシが
牙をむいて、敵におそいかかった。
思いもよらぬ出来事に敵がとまどっている間に姫は危機を脱し、無事土佐へ逃げることができた。
しかしイノシシ達は殺されてしまった。
土佐に逃れたカネ姫は、長曽我部氏に優遇され、また山之内氏の時代になって、
奥女中の取締り役となり、八〇歳の高齢を保った。
またカネ姫が逃げる時、身に着けていた衣装や被っている笠が、木立に引っ掛かって
取れなくなったことから、後世の人は衣笠山と呼ぶようになったという。




874 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 12:01:18 ID:bqczMiEX
>>872
癒されましたw

875 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 12:34:35 ID:6ATR2qsf
敵に襲いかかるのも良いが一頭くらい土佐まで背中に乗せていってくれれば…

876 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 12:43:26 ID:NFeyfWrK
>>875
あー、のけもの姫?

877 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 14:39:49 ID:V3nie5T6
ここでそのボケかよ・・・
折角の良い話が(笑)

878 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 15:46:46 ID:ryGp4kds
こういう逸話ができるってことは、金子さんは優しい人だったのかね

906 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/17(火) 09:07:51 ID:a0qPeNVS
>>878
今の西条、東予あたりの領主で
(伊予へ侵攻してきた)長宗我部と早くに結んでいたが
地元じゃ名将といわれたそうだ


このエピはウリ坊をパパンと一緒に見送った(だけ)が、
姫も慈悲深い人と思われていたんだろねぇ

907 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/17(火) 09:36:37 ID:wmjzkkFU
金子さんの恩に報いるために(娘である)姫を助けたんだと解釈した

908 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/02/17(火) 09:45:18 ID:HZEj7cyK
ま、逆の意味ながら「親の因果が子に報い」って奴だ。



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金子元宅の奮戦
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