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週間ブログ拍手ランキング【02/01~/07】

2023年02月08日 16:00

02/01~/07のブログ拍手ランキングです!

「続武家閑談」より伊賀組訴状のこと 10
「武家閑談」真田信繁の大坂城入城 10
遠州から立ち退くことは有るまじき 10

「続武家閑談」から「大坂夏御陣前大野主馬駿河に忍び者を遣わすの相談のこと」 9
「武家閑談」から越前少将忠直御事 9
「武家閑談」から真田信繁の九度山脱出 9

「武家閑談」から第二次上田合戦 8
信玄公、人の御使いなされよう 7


今週の1位はこちら!「続武家閑談」より伊賀組訴状のことです!
大河にも出て来て話題となった、服部党の伊賀者たちの、その後の顛末、といった所でしょうか。
ここに出てくる石見守、服部正就は、大河に出てきた『鑓半蔵』服部正成の息子ですね。このお話にあるように、
配下である伊賀同心と対立し、自身は蟄居となりました。しかし大坂の陣の折に出陣を許されるものの、
天王寺口の戦いで家臣ともども行方不明になり、遺体不明のまま戦死とされたという、何とも不思議な結末を迎えており、
そこだけを見ると忍者集団の棟梁らしい、という感慨も受けますね。
ともあれ、戦国時代に暗躍した忍集団というものの解体、という事も感じさせるお話でも有ると思います。

今週は同票でもう一つ!「武家閑談」真田信繁の大坂城入城です!
真田信繁の大阪城入城については、様々に逸話化されていますね。大河「真田丸」では老人に扮装していた事も思い出しました。
こちらは山伏として、ですが、その山伏姿に似合わぬ佩刀に「なんだこいつは!?」となって、最後に正体が判明し
びっくりさせる、というのは創作などでよくあるパターンではありますが、このお話もおそらくは、過去の類似の逸話に
真田信繁を合わせた、というものなのでしょう。
逆に言えば、信繁という人はそういう演出をされて然るべき、というイメージがあったとも言えるわけで、
後世の人達が思う「ヒーロー」真田左衛門佐の人物像という意味で、これも貴重な史料であると思います。
そんな事も考えさせてくれたお話でした。

さらに同票でもう一つ!遠州から立ち退くことは有るまじきです!
こちらは甲陽軍鑑に有る、武田信玄の西進の際の信長と家康の対応ですね。信長の方はそれでも信玄との融和策を
続けようとし、一方の家康は、武士の意地で浜松から絶対に退かないと議決する。もちろん、これはあくまで
武田家から見たこの時の印象というべきで、実際には信長は信玄の裏切りに激怒し、絶対に許さないと
敵対姿勢を明確にしたわけではありますが、このあたりの認識の相違自体が、非常に面白いといえます。
もしかすると武田家においては、「反武田」は家康一人のことにすぎない、という理解が有ったのかも知れません。
そんな事も含めて、当時の情勢に照らしながら、様々に考察することの出来る内容だと思いました。



今週もたくさんの拍手を、各逸話に良い頂きました。いつも本当にありがとうございます!
また気になった逸話を見つけた時は、そこの拍手ボタンを押してやって下さいね!
(/・ω・)/
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