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真田昌幸「GIANT KILLING」三話・いい話

2009年03月24日 00:21

101 名前:○北条 ×GIANT KILLING 1/3[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 23:23:28 ID:uAfQ9fY5
永禄12年(1569)1月、三ヶ国同盟は破綻し、武田と北条は駿河国薩?峠で対峙した。 
大北条は山県昌景をもってしても攻めあぐね、信玄は先鋒を真田信綱に代えた。

物見に出た真田昌幸は、悠然と薩?峠に陣取った北条の陣を見届け、次いで天を見て
うなずくと、自陣に戻り大将の兄・信綱を呼んだ。

「はて、前線で動きがあったか、それともお屋形様から何か指図でもあったか?」
緊急の場合に備え、諸将を集めて向かった信綱を出迎えたのは、
「やっ、兄者よう来て下された!ささ、まずは一杯!」昼間っから入ってる昌幸隊だった。

「こ、これは何かの謀事か?!大敵を前に酒宴とは心得ぬぞ!!」問いただす信綱に、
昌幸は笑って答えた。「まぁまぁ、『謀事は密をもって良しとす』、今に分かり申す。」

昌幸は近習に手配させ、全軍に酒や味噌汁を行き渡らせた。歌まで聞こえてきた頃、
兵たちに昌幸が呼びかけた。「みな、御大将のおかげで寒気も忘れたようじゃのう!」
(〃´Д`) ウィーッス、ゴチでーす!
昌幸は薩?峠を指差した。
「見よ!平地の汝らでさえ、酒でもないと温まれんのに、敵は峠の上におる!
あれでは手が縮こまり弓鉄砲も使えまい!今の我らの勢いで、一当たりしてみんか?」
(〃´∀`) ウィーッス!!
「よし。…ちょうど酒の肴も切れた。功名して敵の首を肴に、今度は祝いの宴せん!!」
(´∀`*)/(´∀`*)/(´∀`*)/オオォォォオ━━━!!!

折から昌幸の読み通り雪がチラついてきたが、酒と昌幸の檄で頭に血の上った真田隊は
物ともせず突き進んだ。
薩?峠の北条軍は、寒気をしのぐため将はふもとの民家に入っており、陣屋には
雑兵と旗があるばかり。 「陣屋に火をかけよ!兵糧・武具は望み次第に分捕れい!」

陣屋ごとに火を放つと、雑兵たちはもちろんアオリを食った将たちも我れ先に逃げ出し、
武田軍の大勝利に終わった。


102 名前:○北条 ×GIANT KILLING 2/3[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 23:24:27 ID:uAfQ9fY5
永禄12年(1569)10月、北条は武田の侵攻の前に、酒匂川の防衛線を破られた。
次に負ければ、小田原までは目と鼻の先である。 「だが、わしに考えがある。」

大道寺政繁の策により、小田原近郊の田島村にオトリ部隊を配置し、その周辺に
地雷火(氏康が驚いたという『鉄炮』の変形か)を埋め、武田軍がこれにかかった所を
オトリ部隊と近くの山に隠れた伏兵で挟み撃ちにする、という作戦が取られた。

「あわてふためく武田軍を狩り立ててやろうぞ!」 「「「 応!!! 」」」

田島村を見た真田昌幸は、10月だというのに、陽炎が立つのに不振を覚えた。
よく見れば、周囲の地面が掘り起こされ、地熱が異常になっている。
「さては北条め、何か仕掛けたな・・・・・・」

オトリ部隊の大将・大道寺政繁は、300ほどの兵がまっすぐ駆けてくるのを見た。
「よし、ワナにはまったぞ!地雷火に点火せよ!」
地面に火が放たれると、土砂を噴き上げつつ辺り一面、火の海と化した。

「小気味良いぐらいハマってくれたわ! 火が収まったら掛かれ、焼け残った者さえも
一人も生かして帰すな!!」 手を打って喜ぶ政繁の命により、300余全員を討ち取った。
「・・・・・・???」 しかし後続の部隊はなく、政繁は首をひねることになる。


一方、伏兵部隊の大将・松田憲秀は、政繁からの合図を今か今かと待ち構えていた。
そこへ森の陰から、不審な部隊が現れた。 「はて、味方には見慣れぬ旗じゃが?」

部隊から、若武者が一騎進み出て叫んだ。
「やあ、そこに居られるは、北条にその名も高き松田殿と見た!拙者は武田家中、
真田一徳斎(幸隆)が三男にござる!

このたび我ら、迂回して小田原に向かう事になり、すでに山県三郎兵衛・馬場美濃守が
向かっており申す。 ついては、足手まといになる先の戦の捕虜を、信玄が承知の上、
田島村にて解放いたしましたが、収容していただけましたかな?」
  _, ._
( ゚ Д゚)

茫然自失する松田隊に向けて、真田隊の一斉射撃が火を噴いた。残る部隊も大敗し、
北条は武田を、小田原での篭城でやっとやり過ごした。


103 名前:○北条 ×GIANT KILLING 3/3[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 23:25:27 ID:uAfQ9fY5
元亀元年(1570)、駿河を巡り武田と北条は、三たび争い、真田隊は2千人をもって
北条の大軍と向かい合った。

北条軍の副将・北条右衛門太夫は、これを見て笑った。
「武田め、この大軍にわずかな兵で向かうとは浅はか!かまわん、一気に潰せ!」
しかし、大将の松田憲秀は笑わず、これを厳重に制した。
「小をあなどるは、兵法の戒める所である。敵の動向を良く見て、機に応じて攻めよ。」

夜になると、真田昌幸が騎馬隊に松明300を持たせ、四方を走り回らせた。
騎馬隊は北条の陣に、ある程度近づくと一斉に松明を消し、姿が見えなくなった。

松田「これは夜討ちか?!油断するな!」 右衛門「応!!」
大将の命により真田隊を待ち構えた北条軍だったが、いくら待てども何もなく、
そのうち夜が明けた。不審に思い、火の消えた辺りを探索したが、何も見つからなかった。

翌日の夜に真田隊は、今度は松明500を持ってやって来た。
松田「今宵こそ来るぞ!急げ!」 右衛門「お、応!!」 すでに真田隊は間近い。
…と、思いきや、またも一斉に松明を消してどこかへ行ってしまった。

こうした事が一週間ほども続き、北条軍は緊張の余り寝不足する者が続出した。
右衛門「…来ませんなー……」 松田「……………」
8日目の夜は、とうとう松明も見えない。
「もう今宵は来ぬな…」 武装を解いて、前後不覚に眠る者まで現れた。

しかし昌幸は、まさにその時を待っていた。
物見から報告を受けた昌幸は、2千の兵を二手に分けると、北条軍を挟み撃ちにした。

不意を突かれた北条軍は動揺し、鎧を着ても兜が無い者、つないだままの馬に乗る者、
錯乱して腹を切る者と、大騒ぎとなり、さんざんな有様で小田原へ逃げて行った。
真田隊は一人の損失もなく、悠々と信玄の本陣へ引き上げた。

…で、長々と何が言いたいかっつーと、こんなチートでも息子の嫁には勝てんのですよ
>>89さん……




104 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 23:27:57 ID:3ZfEtnS8
チート過ぎんだろ…jk

105 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 23:38:54 ID:ayaCC/TJ
2番目が鬼謀としかいいようがない

106 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 00:28:32 ID:bbNPNWRV
>>102
地雷火ってのは導火線式地雷で、
氏康が驚いたのは↓みたいな、三眼銃とかの中国製の銅手銃かもね
ttp://www.youtube.com/watch?v=M2V41dmFi3Y

109 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 02:11:23 ID:pcHERqF3
>>101-103
北条フルボッコすぐるw

113 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 09:18:16 ID:4B9quDCJ
>>101-103まさに大物食いw

しかし北条方も川越夜戦とか、時をかけ油断・疲弊させて急襲する戦を仕掛けた経験があったろうに……


そしてこのチトー喜兵衛をモノともしない本多平さん家の娘……
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