174 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 11:19:41 ID:0+Otfz3D
島原の乱を鎮圧するため、板倉重昌が幕府軍の指揮官として派遣された。
これを知った柳生宗矩は重昌を引き止めようと追いかけたが、結局間に合わなかった。
戻って来た宗矩はかんかんになって家光に諌言した。
「なんということをなされたのか、宗教一揆は手強い相手ですぞ!
重昌は確かに優れた男ですが、たかだか一万五千石の小身なので、
荷が重すぎます。奴は使命を果たそうとして死ぬことでしょう。」
宗矩の予想通り小身の重昌に従う諸候はおらず、責任を感じた重昌は
無茶な攻撃をして討ち死にしてしまうのだった。
別の話だが、この話を知った勝海舟は氷川清話で宗矩をこう評した。
「宗矩はただの剣客ではない。表向きは指南役などと言っているが、
家光公に意見できるほどの権力を持っていた。私はこの話からそれを
見抜いた。将軍が出兵させた者をたかが指南役が独断で止められるはずがないからだ。
歴史を見るときはこういうことに注意しなければならない。こういうことを
眼光紙背に徹する、というのである。」
もっともこのころの宗矩は大名で大目付だったので、ただの指南役ではなかったそうだ。
175 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 12:18:28 ID:LuffybI8
>>174
補足すると、この時宗矩は、
「重昌は優れた男だが、小身の身なので
外様の諸大名も彼の命令に従わないでしょう。
故に、幕府としては更に石高が上の指揮官を出さざるを得ず、
そうなれば、重昌の面目は立たなくなるため、我攻めをし、討死してしまうでしょう。
彼ほどの逸材を失うことはいかにも惜しいので、
上様の命と言ってでも引き止めようとしたのです。
ご命令頂ければ、再び、今すぐでも引き止めに向かいますが」
と言ったが、既に幕命として正式に出してしまっている以上、
家光としても命令の差し止めは出来ず、結局・・・ということだそうな。
(ちなみに、追加で派遣されたのは松平”知恵伊豆”信綱)
戦前だと小学校の教科書にも載ってた話だったそうだが。
176 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 12:37:49 ID:yztnWbrj
家光にとっては悪い話だけど、宗矩にとってはいい話だな。
177 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 13:09:51 ID:UXt/OLYM
大身とはいえない旗本でも政治力発言力ある者には、大封の大名も
気を使って下手に出てたもんだが。
こと合戦ともなると、畑が違うだろうから。。
178 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 13:59:09 ID:pgCDjsdD
>>177
実戦経験があれば違ったんじゃないか
まあ実戦経験のある奴なんてほとんど残っていなかったけど
179 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 14:29:43 ID:k3FJ0ixy
>>178
水野勝成「久々の戦で血が騒ぐわ!一番槍は頂く!」
鍋島勝茂「今の若い武士には足りない心がある、それは功名心」
立花宗茂「一揆相手に大げさな、俺だけで充分だろ常考」
山田有栄「関ヶ原に比べれば児戯でござるな」
真田信之「72歳だがまだ戦える!」
鈴木忠重(家老)「殿、我らに参戦要請は来ておりませぬ」
真田信之「(´・ω・`)」
安藤実季「一揆だって、やだね~」
木像「………」
180 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/03/25(水) 14:52:48 ID:2rIvOU1o
>>178-179
宇喜多秀家「さてと、久しぶりに遠泳するかな」
182 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 16:29:25 ID:UXt/OLYM
>>179
細川忠興 「乱の起こる2年前に予見していたわしのことを忘れておろうが、手討ちじゃ!」
183 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 18:13:29 ID:c0ybzDml
>>179
松平忠輝「今日も退屈だから、本でも読んでるかな」
184 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 19:30:36 ID:wUWq1Obo
>>175
> 家光としても命令の差し止めは出来ず
すでに「将軍の幕府」じゃなく、「幕府の将軍」になってたんだな
だからこそ200年も続いたんだろうけど
>>179
どう見ても一人戦える状態にない人がいるだろw
島原の乱を鎮圧するため、板倉重昌が幕府軍の指揮官として派遣された。
これを知った柳生宗矩は重昌を引き止めようと追いかけたが、結局間に合わなかった。
戻って来た宗矩はかんかんになって家光に諌言した。
「なんということをなされたのか、宗教一揆は手強い相手ですぞ!
重昌は確かに優れた男ですが、たかだか一万五千石の小身なので、
荷が重すぎます。奴は使命を果たそうとして死ぬことでしょう。」
宗矩の予想通り小身の重昌に従う諸候はおらず、責任を感じた重昌は
無茶な攻撃をして討ち死にしてしまうのだった。
別の話だが、この話を知った勝海舟は氷川清話で宗矩をこう評した。
「宗矩はただの剣客ではない。表向きは指南役などと言っているが、
家光公に意見できるほどの権力を持っていた。私はこの話からそれを
見抜いた。将軍が出兵させた者をたかが指南役が独断で止められるはずがないからだ。
歴史を見るときはこういうことに注意しなければならない。こういうことを
眼光紙背に徹する、というのである。」
もっともこのころの宗矩は大名で大目付だったので、ただの指南役ではなかったそうだ。
175 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 12:18:28 ID:LuffybI8
>>174
補足すると、この時宗矩は、
「重昌は優れた男だが、小身の身なので
外様の諸大名も彼の命令に従わないでしょう。
故に、幕府としては更に石高が上の指揮官を出さざるを得ず、
そうなれば、重昌の面目は立たなくなるため、我攻めをし、討死してしまうでしょう。
彼ほどの逸材を失うことはいかにも惜しいので、
上様の命と言ってでも引き止めようとしたのです。
ご命令頂ければ、再び、今すぐでも引き止めに向かいますが」
と言ったが、既に幕命として正式に出してしまっている以上、
家光としても命令の差し止めは出来ず、結局・・・ということだそうな。
(ちなみに、追加で派遣されたのは松平”知恵伊豆”信綱)
戦前だと小学校の教科書にも載ってた話だったそうだが。
176 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 12:37:49 ID:yztnWbrj
家光にとっては悪い話だけど、宗矩にとってはいい話だな。
177 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 13:09:51 ID:UXt/OLYM
大身とはいえない旗本でも政治力発言力ある者には、大封の大名も
気を使って下手に出てたもんだが。
こと合戦ともなると、畑が違うだろうから。。
178 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 13:59:09 ID:pgCDjsdD
>>177
実戦経験があれば違ったんじゃないか
まあ実戦経験のある奴なんてほとんど残っていなかったけど
179 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 14:29:43 ID:k3FJ0ixy
>>178
水野勝成「久々の戦で血が騒ぐわ!一番槍は頂く!」
鍋島勝茂「今の若い武士には足りない心がある、それは功名心」
立花宗茂「一揆相手に大げさな、俺だけで充分だろ常考」
山田有栄「関ヶ原に比べれば児戯でござるな」
真田信之「72歳だがまだ戦える!」
鈴木忠重(家老)「殿、我らに参戦要請は来ておりませぬ」
真田信之「(´・ω・`)」
安藤実季「一揆だって、やだね~」
木像「………」
180 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/03/25(水) 14:52:48 ID:2rIvOU1o
>>178-179
宇喜多秀家「さてと、久しぶりに遠泳するかな」
182 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 16:29:25 ID:UXt/OLYM
>>179
細川忠興 「乱の起こる2年前に予見していたわしのことを忘れておろうが、手討ちじゃ!」
183 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 18:13:29 ID:c0ybzDml
>>179
松平忠輝「今日も退屈だから、本でも読んでるかな」
184 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 19:30:36 ID:wUWq1Obo
>>175
> 家光としても命令の差し止めは出来ず
すでに「将軍の幕府」じゃなく、「幕府の将軍」になってたんだな
だからこそ200年も続いたんだろうけど
>>179
どう見ても一人戦える状態にない人がいるだろw
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