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武士の心を知る豊臣秀吉・いい話

2009年04月23日 00:11

946 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/22(水) 18:47:07 ID:qFkDF/2M
小田原陣が始まった頃の事である。

小早川隆景の家臣に、川多八助、楢崎十兵衛という、大力無双と呼ばれた武士があった。
彼らも主人隆景に従い、小田原陣に従軍した。この時川多は巨大な旗指物、
楢崎は巨大な母衣を掛けて街道を徒歩で進み、沼津までやって来た。

この頃、秀吉も沼津に陣を張っており、遥かに両人の姿を見た秀吉

「さても大力なる者どもだ。彼らの名を聞いて参れ。」

と、近習を使わした。近習の者馬にて急ぎ彼らに追いつき、馬上より秀吉の命令を伝え
その姓名を問いただした。

所がこの二人、使者を無視し、さっさと過ぎ去ってしまった。そうして近習の者が何度言っても
相手にしないので、しかたがなく秀吉の元に戻りこの事を報告した。

これを聞いた秀吉、近習を大いに叱り付けた。

「お前はきっと、馬から下りずに彼らの名を聞いたのであろう!無礼至極の振る舞いではないか!
想像するに、彼らもそもそも騎馬の身分であろう。だが、あの大指物や大母衣を抱えては
馬が疲れることを恐れて、徒歩にて道を急いでいるに相違無い。

それなのにお前はそうとも考えず、あのような勇士に呼びかけるのに、事もあろうに
馬上から呼びかけたから、彼らは相手にせず行き過ぎたのだ。
もう一度取って返し、下馬して慇懃にその生命を問うて来い!」

そこで近習のもの、赤面しながらその場より取って返し、彼らに追いついて、秀吉に言われたように
下馬して慇懃にその姓名を尋ねたところ、案の定彼らも挨拶を返し、それぞれ自分の姓名を名乗り、
そして悠々とその場を去った、とのことである。」

秀吉武士の心を知る、のお話。




950 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/22(水) 19:24:52 ID:qq30wM4F
>>946
こういうポカって結構聞く気がする<馬から降りず
関が原でもあったよな
どっかの陣に戦闘に参加するように三成の使者が馬上から口上を垂れたら
激怒した武将に馬から引きづり下ろされてボコボコにされそうになった奴
上司の威光があるからいいんじゃないかとか思っちゃうんだろうか?

951 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/22(水) 20:12:09 ID:vNCngTga
>>950
>どっかの陣に戦闘に参加するように三成の使者が馬上から口上を垂れたら
>激怒した武将に馬から引きづり下ろされてボコボコにされそうになった奴

島津の陣にお使いに行った八十島だっけ。
確か豊久が激昂して馬から引き摺り下ろしたはず。
その後、三成本人がお詫びに来たけど
『今日は各々が各々の意思で豊家の為に戦うのでござる。
 貴殿の指図は受けぬ!』
とやはり怒鳴り返されて結局三成自身もすごすご帰る破目になったとか。

953 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/22(水) 21:37:20 ID:qq30wM4F

>>951
あー、島津か
名門だし怒るのも無理ないわ

959 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/04/22(水) 22:19:05 ID:HM1GpRN8
>>946
人たらし心得
・相手の気持ちを的確に見通すこと

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    下馬しないで挨拶して、軍神にぺしって扇子ではたかれるんですね

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