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鍋島直茂と佐賀城の幽霊 ・悪い話

2008年10月16日 12:35

425 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/28(日) 00:28:10 ID:2PCb0JDX
佐賀城の幽霊

慶長十年(1606)、佐賀城三の丸において、次女、侍、僧など14人に密通の容疑がかけられ、
城主鍋島直茂は彼ら全員斬首とした。

ところがその夜から、彼らがいた三の丸に幽霊が現れ始めた。その恐ろしさに、夜番の次女や、
侍たちまで夜の移動を怖がる始末。これを聞いた直茂、大喜びし三の丸に行き、こう言い放った

「さてさて嬉しき事かな。お前達は首を切ってもまだ憎み足りないものたちだったが、
それが死んでも成仏できず、迷いめぐって幽霊となり、苦しんで浮かばれないとは、これは実に良い事だ。
このまま長く幽霊のままでおるがよいぞ!」

その夜から、幽霊はぱったりと出なくなったとか。




428 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 01:25:03 ID:jmoI4CwT
幽霊話は姫路にもあったな。
江戸時代だけど。



429 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 04:28:56 ID:g7rWgcjc
刑部姫様?
大国主に手料理御馳走したけど(まずかったのか)以後音信不通になり
ショックで死亡した女の子だからある意味幽霊だけど
そこには年月がったって城が立っていたのだが
秀吉がくるまでは社も祠も城内につくってくれていたので姫さまは黙っていた
秀吉は「このほこら邪魔」と外に移築したので
怒った姫さまは天守に移住しいろいろ祟ってみたのだが秀吉ガン無視
そのうち城主が木下家定に変更。秀吉ほど度胸がなかった家定は不気味がり
当時家来だった宮本武蔵に退治を命じる
天守に向かった若い武蔵を「この子(大国主の時代の人なので
武蔵といえど彼女から見たら超年下の坊やに過ぎない)結構可愛いかも」と気に入り
刀をあげて「これあげるから退治したことにしておきなさいね?」と言って帰した
どうもこの姫さまはこういう度胸がある若者が好みのようで
後年肝試しに来た小姓にも似たようなやり取りののちしころをあげて無事に送り帰したりしている
その後城主が天下のイチモツ大名池田輝政になる
輝政は姫路城を改築(とうかもう新築)住居だった天守を壊されたものの
姫さまは家が大きくなったとそのまま天守に住む
それでも一応の嫌がらせとして
「輝政に呪いかけたので死にたくなかったら城内に八天塔つくれ」などと書いた怪文書を回したり
夜中にだれもいないのを見計らって笑い声をあげたり
3mほどに巨大化して驚かせたりするなど結構いろいろやる
そのうち(偶然?)輝政も病に倒れ「ためしにやってみようか?」と城内に八天塔と刑部明神の祠を建てる
すると不思議と病気はけろっと治ってしまった
その後輝政は刑部姫と直接会談
「ちゃんと祀らないとまた暴れちゃうわよ?」というので
「なら年に一回天守にくるからその時にいいいたことはまとめていってくれんか?普段から出られるとみんな怖がるし」
「うん、それでいいよ。その時は一人で来てね?ついでに広い大天守のほうに移っていいかな?」
「よしそれではそうと決めたぞ」
と、契約成立
以後輝政の死んだあとも城主が池田から変わっても年に一回姫路城主は刑部姫と会談することになったそうだ

ちなみにこの多少は可愛げのある姉より性格が
ちょっと悪い妹が猪苗代城にいるそうだ
2人とも十二単の美女なんだってさ

たぶん>>428が指してるのとは違う話だろうなぁ



430 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 04:36:40 ID:R05mGcy8
>>429
怖いし可愛いし・・・!

431 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 05:23:12 ID:ITzYFP7i
泉鏡花の「天守物語」がいいやねぇ。
夜叉が池の雪姫さまともお友達なんだよね刑部ちゃん

432 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 09:39:39 ID:57zc8377
宮本武蔵が姫路時代の秀吉に仕えるとか、どうやってもありえないけどw
面白い伝説だね

433 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 09:43:54 ID:57zc8377
>>432
自己レス
よく読んだら武蔵の主君は木下家定でしたか、御免
それにしても無理があるような

434 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 09:52:53 ID:1DOw8rOt
>>429
怪異談なのに
その書き方と口調だと
完全に可愛い娘さんじゃないかw

435 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 10:17:24 ID:1DOw8rOt
>>433
一応姫路市が公式に(っていうとなんか変だけど
とりあえず紹介文に載る程度には)纏めた
刑部姫伝説には確かにVS武蔵戦の話があるよ
当時まだ武者修行とかの前で無名な足軽奉公していたとかなんとか
ただし「刑部姫と戦った(勝って本当に追っ払った場合と>>429みたいな
結末の2種類)」という話と
「そこにいた別の怪異を払ったので守護神の
刑部姫が終了後出てきてご褒美として刀をくれた」と
2パターンがある
どちらかというと後者のパターンが有名というかほとんどそう
(姫路城のパンフからwikiまで)なので
公式設定的にはたぶんこっちということになるんだろう(倒したのは妖狐とされる場合が多い)

もっとも>>429みるかぎりやってきた武蔵と嫌がらせするのに飽きてきていた刑部姫が
話合わせて他の妖怪でっち上げ周囲への報告はそういうことにしたんだよ、と
みえなくもないかw

ちなみに姫がくれた刀の銘は郷義弘だそうです

436 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/29(月) 15:35:27 ID:mIYlxK+f
>>428
普通にお菊井戸の話だろう。皿屋敷の元ネタ。

刑部姫は大国主を家に招いたほどの神様だったり、有名な刑部狐だったりするね。
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コメント

  1. 人間六七四年 | URL | -

    大国主ってやっぱり出雲大社のあの御柱?
    刑部姫、神様なんだからやっぱり年取らなかったり綺麗だったりするんだろうなあ・・・

    おっしゃ、祖母方の親戚姫路にいるしいっちょ顔見に行ってくるか!(←馬鹿)

    猪苗代城にもいってみたいが先祖官軍だしなー・・・。あと姫路と比べてかなり遠いし。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    >>435
    郷とお化けは見たことない、と言うのにw

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