徳川幕府も安定した、寛永の頃の事。伊達政宗が参勤の為、丹羽長重の治める
白川城下を通過した折、その居城白川城を見て、隣の片倉重長(二代目小十郎)に、
「小十郎…」
「はっ」
「この白河城、我らの手勢なら、朝飯前には落とせるな。」
「…殿!、そのように見くびってはなりません。この城には名臣として有名な
江口三郎兵衛というものがおります。いかに我々とて、そのように簡単に、あの城を落とす事は
出来ないでしょう。」
「そうか。」
「はい、朝飯前は無理です。昼飯前くらいまではかかります。」
「そんなものか。」
「そんなものです。」
主君も主君なら家臣も家臣なのである。
コメント
人間七七四年 | URL | -
「アレ」のせいで「小十郎…」の後に
「わしの右目は物を見ることができぬ。だが…」
が続くかと思ってしまったw
( 2009年05月18日 00:24 )
人間七七四年 | URL | -
シュールな会話だなw
( 2009年05月18日 04:13 )
人間七七四年 | URL | -
五郎左さんが怒りのあまり腹を切り出しましたwwww
( 2009年05月19日 10:49 )
人間七七四年 | URL | -
天下泰平の基礎ができれば、それをわざわざぶち壊すこともない。政宗の顔もたて伊達軍の士気を維持しつつ、丹羽の顔も潰さないという小十郎の気の利いた話だね。
こういう部下がいたからこそ、ある程度政宗も好き勝手できたんだろうなぁ。
( 2009年05月28日 12:49 )
人間七七四年 | URL | mQop/nM.
まぁ、実際幕末に兵700が一日で落としちゃったからねぇ。
政宗の大言壮語も故無しとは言えんな。
( 2009年12月23日 17:34 [Edit] )
人間七七四年 | URL | 4Ur43Rtw
主君の気風に家臣は染まるとはいうが 染まりすぎだろwwwwww
( 2010年11月28日 13:06 [Edit] )
人間七七四年 | URL | wTRl4hMI
伊達家臣も基本ヒャッハーだからな
( 2016年06月18日 10:26 [Edit] )
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