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吉川元春の嫁取り・いい話

2009年05月20日 00:13

695 名前:人間七七四年[age] 投稿日:2009/05/19(火) 01:47:20 ID:9/F4EZJL
俺も話しずきだから、熊谷つながりで吉川元春の嫁取りの話を。
既出だったらゴメン。

元春がまだ毛利元春を名乗っていた頃だったと思うが、年頃になったので嫁さんが欲しいと考えた。
元春「どこにしよ?俺の嫁さん、どこからもらおう?」
元春は考えた。毛利家の次男坊とは言え、家を支える大将になるのだから。
そういえば姉は宍戸家に嫁に行ったな。確か宍戸家は・・・・かつて敵対していたっけ。
でも、姉が嫁に行った後は毛利と仲良くなって、その上、宍戸の義兄さんはなんだかんだといって父上を助けて
ものすごく信頼されていたなぁ。(後に宍戸家は毛利家親族衆筆頭になる。)
じゃぁ、かつて敵だとしても強い人の娘をもらえばきっと助けてくれるぞ。って、そんな家どこにある?

あったのである、熊谷家が。ここの当主は豪傑で有名だった。確かに敵でもあった。
実は熊谷家の先代当主は安芸守護職武田家と共に毛利元就と戦って討ち死にしていた。
対立はしているが、この頃は何とか毛利近在は落ち着いているからうまく話せばまとまるかも知れないし、
確かに娘がいた。
でも、その娘に大問題があった。

(続く)

696 名前:人間七七四年[age] 投稿日:2009/05/19(火) 02:05:52 ID:9/F4EZJL
>>695続き
その頃、熊谷家でもその娘のことが大問題になっていた。
顔である。器量は戦国時代の夫人の基準はクリアーしていたようだが
なんと言っても顔に問題があった、醜女すなわちブス。婿のなり手無し。
これには熊谷家も困っていた。結婚相手がいない=同盟先無しである。
ヘタすれば熊谷家の浮沈にも関わる。

という事に元春が気付いた。そう、彼は脳内筋肉野郎ではない。
後年は戦陣においても戦の傍ら源氏物語の研究にいそしんだ男である。
彼はこう考えた。

熊谷家の問題の娘と結婚する→熊谷家恩義に感じる→熊谷強い→毛利と俺を助けてくれる。

こんな後ろ盾と同盟相手はいない!早速申し込んだ。それもオヤジの元就に無断で。
熊谷「君のところの父ちゃんが喧嘩した事と内の当主を討ち取った事は知っているよね?」
元春「がっつりと。でも、結婚したいんです。だからすっ飛んで申し込みにきました。」
熊谷「・・・・・ウチの娘・・・・しっているよね?」
元春「知っていますよ。知った上で申し込んでます。」
熊谷「・・・・・ありがとう、おじさんはうれしいよ。でも、一応、お父さんには言ってね。」

こうして、事後の手続きがどうなったかは別として結婚が成立したが、よっぽど失礼な事があったのか、
オヤジの元就は詫び状をしたためた。そこには「犬のような元春」を頼みますと入れて。

後年、元春の考え通りに熊谷家は毛利家とともに戦国動乱を戦った。一度も裏切ることなく、元春と共にあった。
元春は元春で件の奥さんとは仲良く暮らした。側室を一人も持たずに。
戦国時代が終わった後、吉川家も熊谷家も家を残した勝ち組となったのである。

独身諸君(俺も含む)。嫁探しには場合によっては顔以外に後ろ盾も重要かも知れませんぞ。

なお、元春の奥さんがブスというのは現代でも研究の余地があるとか。




697 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 02:26:35 ID:1O5AicRQ
>>696
三兄弟そろって正室と仲睦まじかったんだよな毛利一統。

家の内のことを切り盛りして問題なく元春を支える器量があったんだから、
あとはもうアバタモエクボというか蓼食う武士は贅沢だ!というのか


698 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 04:07:31 ID:2nkDbav4
>>695-696
くさくさすることがあったんで、ちょっとどころかものすごくいい話に聞こえる。

打算があったとしても、目的を成した後でもお飾りにせず、その後も仲良く暮らす元春の度量に惚れた。
一緒に過ごすうちに奥方の気立てや裁量、それこそどんな顔でも強く頑張る生き様とかに惹かれたとか、
顔もなかなか味があってこれはこれでかわいらしいわい愛い奴め、と情が移って幾星霜とかなのかな。
まぁなんだよ、後ろ盾の無い顔がアレな人はどうしたら良いんだろう(´・ω・`)

ところで、器量には人の器と女性の容姿、二つの意味があると思ってたんだが、
器量はクリアしていて顔は…とあって、ちょっと考えてしまった。
一般的なのは器の方なのかな。文の流れで判断しろってことだよね、ごめん。


699 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 07:56:45 ID:vJHRUAYU
>>696
元就の詫び状は一種のフォローじゃね?多分

遺恨のある相手でもあるし(というか元就が当事者)そんな相手に
「お前の娘ブサイクで相手いないんだろ?困ってるみたいだし嫁にもらってやるよ」
としか解釈出来ない、お世辞にも上手いとは言い難い元春の行動

そりゃ下手に出るわな元就も

700 名前:667[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 10:04:06 ID:dk9C494B

>>695
俺の記憶が確かなら、元春は吉川継いだと同時に元服したから
毛利元春とは名乗ってないんじゃなかったかな?
それとも隆景の方だったかな?

701 名前:人間七七四年[age] 投稿日:2009/05/19(火) 11:37:06 ID:6wvu4YG+
>>695
すまん、行田の方の忍(おし)か。俺思いっきりこう読んだんだ

>隣の忍(しのび)ばっかし有名で。→毛利か?(俺の理解)



702 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 12:58:46 ID:CyPbVDTK
美人は三日で飽きるという事はブスも三日で慣れるという事ですかね

703 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 14:26:53 ID:agNH7Z8m
ブス専だった可能性もある 
錦帯橋で吉川元春の像を見たけど なんかお似合いな気はする

706 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 16:25:01 ID:yx2lhena
>>695-703
父親のおれは領地も武勲もないからな
人並みの器量に育って欲しい<娘

725 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 21:29:03 ID:1H+Vvhio
>>695->>696
イワナガヒメだっけか、神話にもあるけど、昔の日本はブス=生命力、というような
呪術的な意味もあるから、武家にとっちゃブスはあげまんっちゅう考え方もあったらしい。

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    コレは吉川家、つうか広家を貶める意図で本家筋が作った逸話とも言われてるけどね
    広家の母ちゃん不細工なんだぜって感じで

    ホントだとしたら最後まで本家筋からムチャクチャ嫌われてたんだろうねぇ

  2. 人間七七四年 | URL | kyBjvhlc

    …関ヶ原の恨みは怖いな。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    元春は元服した頃はまだ吉川家入りしてないから
    毛利元春で合ってるね
    隆景は元服前に小早川家入りしたから
    毛利は名乗ってない
    あと岩国に建ってるのは元春のひ孫の広嘉で
    錦帯橋を作った人だよ

  4. 人間七七四年 | URL | kyBjvhlc

    >岩国に建ってるのは元春の曾孫の~
    つまりブス遺伝子混入済みの殿様と言うことか

  5. 人間七七四年 | URL | -

    昔の醜女は茶髪でウェービーヘアでおめめパッチリで巨乳
    っていうのを国立博物館かどっかで見た気がする
    昔の美人の基準である
    黒髪で切れ長の目で貧乳などの特徴と反対だと思えばいいのかな

  6. 人間七七四年 | URL | -

    錦帯橋の正面の銅像は、元春公ではなく
    広嘉公。
    錦帯橋を架けた人。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    て。書いてあった。
    スマソ。

  8. 人間七七四年 | URL | Aszvn8R.

    この話の出展の軍記は吉川家の人間が書いたものらしいし、主家を毀める意図があったとは考えづらいような

  9. 人間七七四年 | URL | -

    つかこれ編纂した香川家が熊谷家と仲良くなかったからわざと貶めるために書いたんじゃなかったっけ。

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