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武田信繁「合戦が近い時には」・いい話

2009年05月26日 00:08

962 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/25(月) 21:17:05 ID:h6bLH/ia
近く合戦を控えた甲斐武田家でのこと。

「おいそこのオマエ!!何回言えばわかるんだ!!
合戦でそんな動きをしてみろ!!オマエが死ぬだけならいいが味方の足を引っ張ることになるんだぞ!!
この大うつけがっ!!」

バイト先にこんな店長がいたら1日でバックれたくなるような怒声を部下にぶつけるのは、
人格者、まことの武士として名高い武田信繁である。
普段は部下どころか領民たちにもその人柄を慕われていた信繁だが、
なぜか合戦が近づくと横暴な態度で部下に接するのだ。
ある時、不思議に思った者がその理由を信繁に問うと、

「合戦が近い時には部下に横暴な態度を取って、その不満を敵にぶつけさせているんだよ。」

相手の大将を恐れるより、仲間である自分の大将を恐れるような軍隊は強いという話もあるが、
信繁もそんなことを考えていたのかもしれない。

君主の弟という立場を利用すれば最前線に立たないように身を処することも出来ただろう。
だが精鋭ぞろいの武田家臣団にあっても信繁隊の勇猛さは他の勇将率いる隊にも
引けをとることはなかった。
信繁自身も部下を口先で叱咤激励していただけではない。
武田信玄が一番苦戦したとされる四回目の川中島、
劣勢に立たされた武田軍の士気は落ちるばかり。
これではいけないと信繁は手勢八百の先頭をきって上杉三千の軍勢に突っ込んでいった。
この信繁の奮闘を見て武田軍の士気は上がり態勢を立て直すことが出来たのだ。
しかし信繁が敵方から生きて帰ることもなかったのである。






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