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二人の又四郎・怖い話

2009年05月28日 00:01

759 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 12:00:40 ID:+liEFnnL
ちょっと怖い話に便乗

北條早雲こと、伊勢宗瑞の頃の事である。小田原城下に、百姓と家臣の下輩の者たちが少々
住んでいる村があった。中間の西岡又四郎と言う者もここに住んでいたが、あるとき煩い、
程なく死んだ。

その夕刻、日が暮れてから野原に埋めようと、又四郎の家に朋輩達が集まって、日が落ちるのを
待っていると、そこに見慣れぬ男がやってきた。

彼は集まる人々に挨拶もせず死者の前に座ると、声を限りに啼いた。その哀れな様子に、
おそらくこの人は、又四郎の親族か親しい友人なのだろうと皆は思った。
所がこの時である、突然、死体がむくりと起き上がった。

これに啼いていた男も立ち上がり、この死者と取っ組み合い、殴り合いを始めた。
しかし殴り合っているものの、双方一言の声も発しない。
集まっていた人々は大いに驚いたが、どうしていいかもわからず、皆その家から逃げ出し、
その家の戸を閉め二人を閉じ込めた。

しばらく戸の内から、打ち合う音が聞こえていたが、日が暮れた頃にそれも静まったので、
人々、再び集まりその家の戸を開けた。

そこには二人が並んで臥し、死んでいた。

見れば二人、背の高さ、顔かたち、髪や髭の有り様、その衣服まで全く同じ姿であった。
又四郎にいつも接していた朋輩ですら、どちらがどちらか、見分ける事ができなかった。

そのような事なので、一つの棺に二人を入れ、塚を作りそこに埋めた、とのことである。

何がどうなったのか良くわからない、二人の又四郎のお話。








763 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 16:42:01 ID:kRrENiSz
>>759
これ面白いな。
ドッペルさんにしては実態があってしかも死亡してるし、
実は双子だったにしても服装など一致しすぎてて妙だし、
影武者にしても行動の意味が分からない・・

764 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 18:07:27 ID:h66OkbIN
>763鬼や物の怪の類と何か取引があって、契約を果たさないまま(半身が)なくなってしもうたんかね。

まあ不思議噺で意味は分からないんだけども


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