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蛤水道・悪い話

2009年06月05日 00:09

40 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/06/04(木) 20:30:34 ID:qBv6+qV0
蛤水道

鍋島家家臣、成富茂安は慢性的な水不足を解消するため
背振山地(現在の福岡県と佐賀県の境にある山地)の蛤岳
から水路を引いた。これにより鍋島側の水不足は解消されたが、
当然福岡側は流れ込む水量が減り、とうとう日照りにより水不足
となった。
困り果てた福岡の村人達は、蛤水道を破壊しようと決意した。
実行役として白羽の矢が立ったのは、夫を亡くし、乳呑み児を
抱えていた「お万」という婦人であった。

だが、お万は村の窮状を救うため「必ず蛤水道を壊します!」
と村人達に約束し、わが子と共に決死の覚悟で鍋島の地に潜入した。
だが、戦国の世に乳呑み児を抱いた婦人が易々と他家の地で動ける
はずもなく、お万は蛤水道の目前で役人に見つかってしまう。

「もはやこの子は守りきれない。他人に殺されるくらいなら…」
お万は近くの滝のほとりに立つと、わが子を泣く泣く滝壺に落とし、
非情の執念で蛤水道に向かった。だが、ついに役人に捕まり、
お万は役目を果たせず無念の死を遂げた…

知らせを聞いた茂安は心を痛め、後に福岡の村にも水が行くように
蛤水道に「野越し」と呼ばれる改修を施した。
お万の子が沈んだ滝は「稚児落しの滝」と呼ばれる様になり、
お万とその子は懇ろに弔われた。

だが今でもお万の執念は生きている。

蛤水道は四百年たった今も水路の役目を務め、佐賀平野と
福岡に水を運んでいる。だが地域住民が蛤水道を清掃しよう
とすると必ず雨が降ったり、天候不良に見舞われるという。

戦国の世とは言え、役目のため、わが子を殺めたお万の無念が
晴れる時が、いつの日か来るのであろうか…




41 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 20:33:26 ID:FuMF5r5S
せめて子供は預かっといてやれやwwww

42 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 20:38:30 ID:n9JmF6tE
未亡人に白羽の矢て、なにげにひどいな
成富茂安を説得するための方便だったと思いたい・・・

43 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 20:55:46 ID:wANUBWFQ
子供は村のもんが食わせてやるからとかいう話かと思ったら全然違ったwww

白羽の矢を立てた方も立てた方だがお万も何故やる気になったのか理解できない…
成功したらお前と子供を一生食わせてやると言われたんだろうか

44 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 20:58:00 ID:U4kehnvW
人質代わりにもなるし預かってやりゃよかったのにな
それとも却って怪しまれないための小道具になるって判断か

45 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/06/04(木) 21:10:54 ID:WNpZU+Ub
>>44
地元の言い伝えじゃ、そう言う理由みたいだ。
最期は、お万と子供諸共滝に…って話もある。
すごいマイナーな話が、ここで出るとは。ちょっと感動。

46 名前:人間七七四年[age] 投稿日:2009/06/04(木) 21:52:12 ID:JGqKjmQj
>>40鍋島ネタ大義である。好きなものを取るがよいぞ。

  ∧ ∧   
 ( ´・ω・)                                      ○
 ( ∪ ∪  ,.-、   ,.-、   ,.-、   ,.-、     ,.-、      ,.-、   .,.⊥、
 と__)__) (,,■)  (,,■)  (,,■)  (,,■)    (,,■)      (,,■)   (,,■)
       梅干  高菜 大腸菌 こんぶ ホズゲン プルトニウム オプーナ
          ,.-、   ,.-、     ,.-、      ,.-、   ,.-、   ,.-、    ,.-、
          (,,■)  (,,■)    (,,■)     (,,■)  (,,■)  (,,■)   (,,■)
          砒素 明太子 ちりめんじゃこ タラコ  柴漬  塩辛 とりかぶと
      ,.-、   ,.-、     ,.-、    ,.-、    ,.-、   ,.-、    ,.-、   ,.-、
     (,,■)  (,,■)    (,,■)   (,,■)   (,,■)  (,,■)   (,,■)  (,,■)
      鉛 有機水銀  野沢菜  サリン 天然痘菌 石見銀山  鮭マヨ VXガス


47 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 22:08:38 ID:QmG0pBJ4
実際のところは、お万が村人を信用できなかったから預けなかったんだと思うぞ?

48 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/06/04(木) 22:21:46 ID:WNpZU+Ub
>>47
どうかな…現代みたいに福利厚生がある時代じゃ無いし。
武家の子供ならともかく、一農民の母子が水不足にあえぐ寒村で厚遇が得られるとは思えない。
村を救う為にお万は死ぬ。母が死ねば子も死ぬ。ならばせめて母の手で…って言う悲話だと思う。

49 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 22:35:55 ID:ZRYS7gdr
村の外道共には何の報いもないというのが悲しい現実

50 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 22:46:44 ID:iBKoDCL8
外道と言っても村の人間にとっても死活問題だしなぁ
男手は必要だしそれを支える家族も必要
天涯孤独の人間にお鉢が回ってくるのはしょうがないだろう
未亡人が村の為にしてくれる事ってのもかなり限定される

51 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 22:55:20 ID:hTMgA4cq
>>40
この話は鍋島藩の成富兵庫茂安のめちゃめちゃいい話に繋がるんだよなあ。

58 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/05(金) 01:39:20 ID:iXXm7yn4
>49
村で問題が起きたときに犠牲になるのは、身寄りのいないものか村外のもの

そしてその財産は村の公益に宛てられる



原因不明の問題なんかも気持ち悪くて仕方ないから特定のものに押し付けたり
村八分とか、そういう仕組みでしょ


59 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/05(金) 03:28:46 ID:SAVYlRF0
当時は生きる事も難しい時代だったからなぁ
村がひとつの運命共同体で武装組織でもあったからな
今じゃあ批判されまくってる村社会も当時は生き残るために必要なものだったし


60 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/05(金) 05:32:17 ID:o5l2qSDU
>>58
こっわー
どんだけの数に人間が良識に圧し潰されていったんだろう
こっわー

63 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/05(金) 13:19:52 ID:PLeJRnaP
>>40
悲しい話やね。

しかし後の祟り方はよくわからん

64 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/05(金) 13:33:29 ID:osrx1WF4
うちの子に触らないでッ!ってことなんじゃない?

66 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/05(金) 14:42:14 ID:7mXi6lqq
赤子を滝壺に捨てるのも一種のテンプレみたいな感じなのだろうか



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    つうか、この母親ってのは村民の持ち物、被扶養者だったんじゃないかねぇ
    旦那が居なくて農地も持って無くておこぼれで暮らしてたとかの

  2. 名無しさん@お腹いっぱい。 | URL | -

    >>65と>>69は
    「細川持隆の妻、小少将・悪い話 」
    のレスだと思われます。

  3. まとめ管理人 | URL | -

    Re: タイトルなし

    ご指摘ありがとうございます!
    直しておきましたー。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    何か村八分の概念がかなり誤解されてるみたいだなあ
    あれは、統治組織の目が行き届かない農村が、
    村の困ったちゃんに対処するために生み出した、
    平和的解決方法だよ。
    もちろん、悪い奴が恣意的に利用したケースもあっただろうけど

  5. 人間七七四年 | URL | -

    米1が言うとおり、こういうときのために養われてる人だったんじゃないだろうか。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    まあお万は旦那を亡くして未亡人になってたという説もあるので名誉のために
    そう書いておこう。
    九州の女の腹くくったときの凄みは他の項目でも確認できるだろう。

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