766 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 19:45:54 ID:JScLGyhJ
みんなの勉強に関する逸話が面白かったので一つ
北条氏綱の嫡男、後の氏康がまだ元服前の出来事
氏康が習い初めの年齢を迎え、氏綱は家臣一同にまず何を習わせるべきか問うた
これに、家老・松田左馬助が進み出、「算術がよろしいでしょう」と答えた
若い家臣達、一様に嘲るような笑みを浮かべた
少年期の氏康、鉄砲の逸話もあるように臆病者と侮られていた節がある
武勇第一の若侍にすれば、確かに算術あたりがお似合い、と思ったのだろう
が、氏綱は怒り、彼らを大喝した
「心得違いをするな!
大将というものは、兵を動かすにも兵糧を見積もるにも、算用算術がなくてはならん
老臣の左馬助はそれをよく知っているから、ああ申したのだ
若輩がそれを笑うとは何事か」
そう言って、氏綱はまず氏康に算術を学ばせた
大将・氏康の基礎を作ったのは、偏見のない氏綱の教育方針だったのかもしれない
767 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 20:38:39 ID:45gTEMVr
>>766
氏康のやった税制改革とかすごいからなあ。有る意味数字の芸術。
ああいう政策が出来るのは、こういう教育方針があったからなのだね。
なんか納得できる話だ。
768 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 20:50:26 ID:tkYs3VGa
>大将というものは、兵を動かすにも兵糧を見積もるにも、算用算術がなくてはならん
当時これが判ってる大名ってどれぐらい居たんだろう?
770 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 20:56:04 ID:TgSG0/p2
氏康は祖父、叔父も勉強に厳しそうだ。
特に祖父は暇があったら本読めなんて言うくらいだし。
実際北条家の武士は文字の読み書きは皆出来たんだろうか。
773 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 21:49:48 ID:eCFFjQkI
>>770
祖父はもう別格だろさ。
小笠原とならぶ礼法の宗家当主の娘を母に、宗家当主の腹心格を父に持ってるからな。
しかも三男坊で家の当主に慣れる可能性もないからその分学問に力入れていたろうし。
そのかいあって義視の近習をへて今川に拾われた経験を思えば相当息子や孫の教育にも力入れたと思う。
774 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 21:55:13 ID:i6QMNemK
>>756
ググッたら、その逸話はそれこそ村越三十郎の話のようだが、同じようなものなんですかね。
775 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 22:05:08 ID:qEUShzWM
北条は残ってる文書量がハンパない上に
わりとしっかりした文体の書状が多いから
そこそこ古文漢文できれば意味読むのが楽だし楽しいぞ
字も丁寧な人多いしな
778 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 22:59:38 ID:BLG71BID
北条は割と近代的な文書行政を確立してたんだっけ?
784 名前:人間七七四年[age] 投稿日:2009/06/25(木) 23:18:52 ID:Uc2r8pYA
>>768
算術を理解出来たと推定される大名
前田利家(効率的蓄財術のため)
徳川家康(効率的へそくり術のため)
黒田如水(効率的へそくり術&兵力動員力の推定のため)
毛利隆元(国家予算編成)
算術は大体奉行級が知っている必要があるなぁ。
785 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 23:22:25 ID:tkYs3VGa
>>784
さすがに戦国後期にもなるとそうだけど
氏綱の時代じゃそこまで重視してる大名や重臣は多くはなさそう
みんなの勉強に関する逸話が面白かったので一つ
北条氏綱の嫡男、後の氏康がまだ元服前の出来事
氏康が習い初めの年齢を迎え、氏綱は家臣一同にまず何を習わせるべきか問うた
これに、家老・松田左馬助が進み出、「算術がよろしいでしょう」と答えた
若い家臣達、一様に嘲るような笑みを浮かべた
少年期の氏康、鉄砲の逸話もあるように臆病者と侮られていた節がある
武勇第一の若侍にすれば、確かに算術あたりがお似合い、と思ったのだろう
が、氏綱は怒り、彼らを大喝した
「心得違いをするな!
大将というものは、兵を動かすにも兵糧を見積もるにも、算用算術がなくてはならん
老臣の左馬助はそれをよく知っているから、ああ申したのだ
若輩がそれを笑うとは何事か」
そう言って、氏綱はまず氏康に算術を学ばせた
大将・氏康の基礎を作ったのは、偏見のない氏綱の教育方針だったのかもしれない
767 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 20:38:39 ID:45gTEMVr
>>766
氏康のやった税制改革とかすごいからなあ。有る意味数字の芸術。
ああいう政策が出来るのは、こういう教育方針があったからなのだね。
なんか納得できる話だ。
768 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 20:50:26 ID:tkYs3VGa
>大将というものは、兵を動かすにも兵糧を見積もるにも、算用算術がなくてはならん
当時これが判ってる大名ってどれぐらい居たんだろう?
770 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 20:56:04 ID:TgSG0/p2
氏康は祖父、叔父も勉強に厳しそうだ。
特に祖父は暇があったら本読めなんて言うくらいだし。
実際北条家の武士は文字の読み書きは皆出来たんだろうか。
773 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 21:49:48 ID:eCFFjQkI
>>770
祖父はもう別格だろさ。
小笠原とならぶ礼法の宗家当主の娘を母に、宗家当主の腹心格を父に持ってるからな。
しかも三男坊で家の当主に慣れる可能性もないからその分学問に力入れていたろうし。
そのかいあって義視の近習をへて今川に拾われた経験を思えば相当息子や孫の教育にも力入れたと思う。
774 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 21:55:13 ID:i6QMNemK
>>756
ググッたら、その逸話はそれこそ村越三十郎の話のようだが、同じようなものなんですかね。
775 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 22:05:08 ID:qEUShzWM
北条は残ってる文書量がハンパない上に
わりとしっかりした文体の書状が多いから
そこそこ古文漢文できれば意味読むのが楽だし楽しいぞ
字も丁寧な人多いしな
778 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 22:59:38 ID:BLG71BID
北条は割と近代的な文書行政を確立してたんだっけ?
784 名前:人間七七四年[age] 投稿日:2009/06/25(木) 23:18:52 ID:Uc2r8pYA
>>768
算術を理解出来たと推定される大名
前田利家(効率的蓄財術のため)
徳川家康(効率的へそくり術のため)
黒田如水(効率的へそくり術&兵力動員力の推定のため)
毛利隆元(国家予算編成)
算術は大体奉行級が知っている必要があるなぁ。
785 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 23:22:25 ID:tkYs3VGa
>>784
さすがに戦国後期にもなるとそうだけど
氏綱の時代じゃそこまで重視してる大名や重臣は多くはなさそう
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿