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曽呂利新左衛門、阿諛追従しない話

2009年07月01日 00:01

827 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/30(火) 21:40:32 ID:ylMnpnBD
阿諛追従しない話

唐入りが噂になりだした頃、曽呂利新左衛門が世の騒がしさを風刺して一句詠んだ。

太閤が 一石米を買いかねて 今日も五斗買い 明日も五斗買い
(米買いじゃあるまいし、毎日五斗買い々々(ご渡海)ってホントに唐入りするの?)

これを耳にした秀吉は激怒したが、あえて別の理由で曽呂利を呼んで叱った。
「天皇の一の臣下たる者を、『太閤が』などと呼び捨てにしおって!なぜ『太閤殿下』と
言わぬ?許さんぞ!!」
曽呂利、少しもあわてず秀吉に聞いた。
「恐れながら、殿下と天皇ではどちらが尊く偉いのでしょうか?」
「今言ったろう、わしは臣下、天皇が主君。なんでわしと天皇を比べられよう。」

曽呂利は微笑んで続けた。
「ならば、そのようにお怒りあるな。天皇とて『君がため』、『君が代』という言い方をします。
決して『君様』とか『君陛下』とは言いますまい。」
「・・・・・・」
曽呂利はおとがめ無しとなった。


狂歌の方は有名だけど、逸話がまとめにないようなので。
西洋の宮廷によく道化師がいるのは、風刺ギャグに紛れて諫言させるためってのは
どこで聞いた話だったか・・・




828 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/30(火) 21:47:44 ID:J/85GHLO
そういえば西洋の宮廷道化師は、「何を言っても処罰されない」って、特権を持ってたって
話を聞いたことがあるな。ホントかどうかは知らないけど。

829 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/30(火) 21:59:35 ID:ERKqFGuK
実際にそんな特権があったかは知らんが

専制君主が処罰されないはずの宮廷道化師を切り捨てたとしてだ、それを誰が処罰するんだ?
だが諸侯が切り捨てた場合は専制君主が諸侯を処罰してもかまわんよなぁ

830 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/06/30(火) 22:02:41 ID:rnP5Lp0F
西洋の場合は、専制君主の上に腐れ唯一神教団があったからなぁ…

832 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/30(火) 22:13:58 ID:1yfRXMK7
宮廷道化師を斬ったことが、兄弟や諸侯が位を狙う大義名分になっちゃうってのもあるんじゃないかなぁ。
諫言や忠告に耳を貸さない暴君であることの一つの明確な傍証となって。
でも、それならそれで様々な権力と癒着するんじゃないかなとは思うが。

833 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/30(火) 22:32:50 ID:WQHlCbcU
まあ東洋の某専制君主の場合道化の忠告を聞いたか
プレッシャー与えられる存在があったか疑問なわけで

834 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/30(火) 22:36:43 ID:cl8lL7sa
キワドイ言動は許されたけど
それは笑いと批判のギリギリのラインを綱渡りできていたからです。
度を越した場合はしっかり罰せられました。
また道化師は一種の家内奴隷みたいなもんですから
それを罰したからといっても
周囲はフーン、アイツしくじったな程度だったと思います。


835 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/06/30(火) 22:44:12 ID:hiX6MuGs
>828-829定住しない芸人や旅人、いわゆるジプシーの人なんかは
身分の埒外に居るってことで王侯貴族の屋敷に呼ばれて芸を見せたりできるかわり
町ではほとんど何の保護も受けられなかったんだっけ、中世近世までの欧州だと。


室町日本でも神人僧侶や芸人の類はあんがい気軽に領主に呼び出てたり。
あとは隆慶一郎の小説でジャンジャンバリバリ出てくる無縁の人、
前田慶次郎みたいにかぶき者とか、公界往来人ってやつがそうなんだろね。


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    特権も持ってないのに許される曽呂利さんすげえ

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