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まだまだ祟るよ!!吉良左京進親実の怨霊

2009年07月05日 00:03

991 名前:続・久武親直と八人みさき[sage] 投稿日:2009/07/04(土) 16:23:47 ID:0RBfpCEO
では埋めついでにもう一件、八人みさき関連を。
まだまだ祟るよ!!吉良左京進親実の怨霊のお話。

吉良親実他八人の怨霊話が噂になっていた頃、久武内蔵助親直の従兄弟にあたる
五月新三郎はある晩、用があって小高坂へと向かい…吉良親実の屋敷の傍を
通っていった。月が朧に煙る、静かな晩だった。

ふと路傍を見ると、歳の頃十六~十七ほどの若い娘が立っている。
こんな暗闇夜の寂しい道に、若い娘が一人居るなど尋常ではない。

新三郎>>『よもや物の怪の類ではあるまいな。』

だが、娘の身なりを見れば良い着物を着ており、色白く綺麗な娘である。
何か困っているようにも見えたので、声を掛けたところ…娘はぽつぽつと
自分の身の上を話し始めた。
聞けば、娘は秦泉寺縁の者で、先年に国沢へ嫁いだが、夫に愛人が出来て捨てられたという。
思い切って身投げでもして死んでしまおうかと考えたが、秦泉寺に残された
母の事を思えば思い切ったことも出来ず、最後に母と一目会ってからと
国沢を抜け出してきたとのことで…今は足をくじいて動けず、追っ手も来るだろうと
おびえていたという。その事を話している娘の顔の妖艶さに、新三郎は情をかけてしまい

新三郎>>『ならば拙者が秦泉寺まで送ろう。足をくじいたと言ったな。
     拙者が背中に負ぶっていくから、乗るが良い。』

さて、遠慮がちな娘を背負っていざ秦泉寺に向かおうとしたが…どれだけも
しないうちに背中が重くて動けなくなった。不思議に思い、振り返ってみると…。

そこには鬼の形相をした化け物が乗っていた。頭から生えた二本の角が月光で煌いている。

新三郎>>『おのれ妖怪ッ!!』

豪胆な新三郎は鬼を振り落とし、腰の刀を抜いたが…次の瞬間、首根っこを引っ掴まれて
宙空高く放り投げられてしまった。そのまま、ちかくの田圃の畦へと墜落。

新三郎が意識を戻したころには鬼の姿はなく、夜空は明けかけていた。
不気味な体験だったと背中を震わせた新三郎、立ち上がって刀を拾い
元の道に戻ろうとしたが…運悪く、道の向こうから駕籠が来るのが見える。
田圃に落ちたおかげで泥だらけになった格好、こんな姿を見られるのも、と思ったが
細い一本道のため交錯も出来ず、隠れる場所もない。そのまま田圃の畦で
駕籠をやり過ごそうとしたが…駕籠の簾は上がっており、すれ違った瞬間に乗っていた者と
目が合ってしまった。新三郎は乗客の顔を見て、魂を失った。

吉良親実>>『おぉ、五月新三郎殿ではないか。ご 健 勝 そ う で 何 よ り だ な ? (il゚Д゚)』

その声を聞いた途端、五月新三郎はバッタリと田圃に倒れ伏せ、死んでしまった。

久武親直に謀殺されたのに、祟ったのは親直の子とか嫁とか従兄弟とか。
そんな吉良親実の(恨みの晴らし方とおどろおどろしさが)悪い話。





993 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/07/04(土) 16:31:31 ID:/4ICdIY/
なんつーか…
直接呪い殺さずに、周りの人間を呪い殺してじわじわ追い込むとか、
マジ吉良さんシリアルきらー

994 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/07/04(土) 16:38:11 ID:XPjETLdV
当人を殺すのは簡単で、苦しみはその時限り
周りを殺した方がより苦しむと思ったからだろう
相当な恨みだな…

995 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/07/04(土) 16:41:36 ID:Jyl6ADk0
こう言っては何だが武士の怨霊らしい知略と猛々しさを感じるわ

997 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/07/04(土) 16:54:52 ID:oa6W4vIF
>>991
新三郎、死んだはずなのに話が伝わる・・・
これも祟りか!? ((;゚д゚))ガクガクブルブル



関連
吉良親実と「七人ミサキ」
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2288.html

久武親直の讒言と吉良左京進親実の祟り
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2370.html


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