30 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 14:50:18 ID:hAxTsxh/
義光と兼続撤退の置き土産
なんとか慶長出羽合戦で上杉の猛攻をしのぎきり、家康の勝利を受け取った義光。
そんな義光の野望、それは鮭漁。、
かくして最上勢は鮭ゲットのため庄内へ突き進むこととなったのでした。
さて、直江さんには逃げられた義光でしたが、次のターゲットは谷地にこもる
下次右衛門でした。義光は最初は倒そうと思ったのですが、
「でも次右衛門は強い奴だから、味方にして庄内への道案内させたら一石二鳥だな」と思いつき、
ネゴシエートに定評のある志村光安を派遣します。光安は城を包囲すると
「みなさーん、直江さんはもう会津に戻りました。頑張ったところで意味ないですよ。
今味方になって庄内ガイドをつとめたら、恩賞ボーナスはずみます」と説得。
次右衛門は迷っていたのですが、家臣で一族の下美作守が「確かにその通りです。
それに直江ってばこっちに連絡なしに逃げ帰ったんですぜ? ゆるせねっす。降伏しましょう」
と言ったため、それに従った。義光は将兵を全部無傷でゲットしました。
兼続は畑谷ではこういうことできなかったんかな、とちょっと思った皆さん。状況がちがいますし、
畑谷城主・江口光清は降伏勧告を蹴りました、無理です。
しかし直江さん、実は上山は裏切らせてそっくりゲットするつもりだったんです。
ただし裏切り計画が義光にバレ、城主上山民部は父親を人質にとられて
「上杉勢に城を渡すフリして奇襲しやがれ。
まじめにやらんと親父はどうなっても知らないぜ、フヒヒ…」と脅迫されたため、
裏切りの裏切りを行いました。結果上杉勢は大敗します。
さて、谷地に話を戻します。
義光は山形に来た次右衛門らに「庄内ガイドしたら田川郡全部やんよ」と約束しました。
次右衛門は喜びいさんで庄内へ向かうのでした。
ちなみに…兼続さん。上方の敗報を味方に連絡する時間がなかったという説もあるのですが、
のちに最上にくだった小幡播磨の言葉によれば、
「石田方から連絡がついた時に、兼続に中身を聞くと『味方有利だ』と答えました。
でもキョドってて、それからしばらくして『もう義光の旗本に突撃して討ち死にしよう、鬱だ死のう』
とブツブツ言っていました」とのこと。つまり敗戦を最初は隠したわけですな。
このことや味方のキレ具合から、意図的に知らせなかった説もあるんです。あくまで説ですが。
ま、ともかくあざやかな撤退のかげにこういう置き去りにされた人もあったんですな。
さて元上杉勢も加わって進む最上勢ですが、さすがに相手も数が多い。
そこで城を囲むと降伏勧告し、「希望者は上杉領会津に戻してやんよ」と
なかなか寛大なところを示します。
このせいもあってか降伏する城が相次ぎ、庄内攻略はスムーズにいったのでした。
あざやかな撤退の残した、庄内上杉勢にとってはちょっと悪い置き土産です。
34 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 19:48:00 ID:q1sVTxxI
>>30
兼続が小物に見えるなw
義光と兼続撤退の置き土産
なんとか慶長出羽合戦で上杉の猛攻をしのぎきり、家康の勝利を受け取った義光。
そんな義光の野望、それは鮭漁。、
かくして最上勢は鮭ゲットのため庄内へ突き進むこととなったのでした。
さて、直江さんには逃げられた義光でしたが、次のターゲットは谷地にこもる
下次右衛門でした。義光は最初は倒そうと思ったのですが、
「でも次右衛門は強い奴だから、味方にして庄内への道案内させたら一石二鳥だな」と思いつき、
ネゴシエートに定評のある志村光安を派遣します。光安は城を包囲すると
「みなさーん、直江さんはもう会津に戻りました。頑張ったところで意味ないですよ。
今味方になって庄内ガイドをつとめたら、恩賞ボーナスはずみます」と説得。
次右衛門は迷っていたのですが、家臣で一族の下美作守が「確かにその通りです。
それに直江ってばこっちに連絡なしに逃げ帰ったんですぜ? ゆるせねっす。降伏しましょう」
と言ったため、それに従った。義光は将兵を全部無傷でゲットしました。
兼続は畑谷ではこういうことできなかったんかな、とちょっと思った皆さん。状況がちがいますし、
畑谷城主・江口光清は降伏勧告を蹴りました、無理です。
しかし直江さん、実は上山は裏切らせてそっくりゲットするつもりだったんです。
ただし裏切り計画が義光にバレ、城主上山民部は父親を人質にとられて
「上杉勢に城を渡すフリして奇襲しやがれ。
まじめにやらんと親父はどうなっても知らないぜ、フヒヒ…」と脅迫されたため、
裏切りの裏切りを行いました。結果上杉勢は大敗します。
さて、谷地に話を戻します。
義光は山形に来た次右衛門らに「庄内ガイドしたら田川郡全部やんよ」と約束しました。
次右衛門は喜びいさんで庄内へ向かうのでした。
ちなみに…兼続さん。上方の敗報を味方に連絡する時間がなかったという説もあるのですが、
のちに最上にくだった小幡播磨の言葉によれば、
「石田方から連絡がついた時に、兼続に中身を聞くと『味方有利だ』と答えました。
でもキョドってて、それからしばらくして『もう義光の旗本に突撃して討ち死にしよう、鬱だ死のう』
とブツブツ言っていました」とのこと。つまり敗戦を最初は隠したわけですな。
このことや味方のキレ具合から、意図的に知らせなかった説もあるんです。あくまで説ですが。
ま、ともかくあざやかな撤退のかげにこういう置き去りにされた人もあったんですな。
さて元上杉勢も加わって進む最上勢ですが、さすがに相手も数が多い。
そこで城を囲むと降伏勧告し、「希望者は上杉領会津に戻してやんよ」と
なかなか寛大なところを示します。
このせいもあってか降伏する城が相次ぎ、庄内攻略はスムーズにいったのでした。
あざやかな撤退の残した、庄内上杉勢にとってはちょっと悪い置き土産です。
34 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 19:48:00 ID:q1sVTxxI
>>30
兼続が小物に見えるなw
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コメント
人間七七四年 | URL | -
しかし鮭様は人を殺さない戦いが好きだな
むやみやたらに力押し出来る国力がなかったのも事実だけど
( 2009年09月06日 15:09 )
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