365 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/13(日) 11:53:34 ID:D3rIz3S8
戦国初期の名将として有名な、美濃の斉藤妙椿。彼は常に頭巾をつけていたが、
頭巾の裏に、用心のためとして鉄を張っていた。
「頭巾と言うのは頭を暖めるためのものなのに、かえって冷やすとはどうなんだ?」
世の人々はこのように言い合い、これは妙椿の耳にも入ったが、それを聞いても、
妙椿は、ただほくそ笑むばかりであった。
さて、ある時の事。人々が集まり、
『兜の重さは何百目ほどが良いか?』と言う事について議論していた。
この時妙椿が
「何百目の鉢は、これこれの時間かぶり続けても疲れを覚えることは無い。
また、何百目の鉢であれば、これをかぶったままこれだけの距離の道を移動しても
大丈夫だ。」
と、実に仔細に解説した。
人々は「何故あなたはそのようなことを知っているのですか?」と尋ねると、
「いやとよ、頭巾に張る鉄の重さで、常日ごろからそれを計っているのさ。
『武士の物具は平日無事のときに身に適う如く作るべし』って、これは私の先祖、
鎮守府将軍藤原利仁の遺戒でね、それを実践しているのさ。」
斉藤妙椿、常在戦地の心がけであった。
366 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/13(日) 12:13:11 ID:dU817lbf
首が鍛えられて太くなってそうだな
戦国初期の名将として有名な、美濃の斉藤妙椿。彼は常に頭巾をつけていたが、
頭巾の裏に、用心のためとして鉄を張っていた。
「頭巾と言うのは頭を暖めるためのものなのに、かえって冷やすとはどうなんだ?」
世の人々はこのように言い合い、これは妙椿の耳にも入ったが、それを聞いても、
妙椿は、ただほくそ笑むばかりであった。
さて、ある時の事。人々が集まり、
『兜の重さは何百目ほどが良いか?』と言う事について議論していた。
この時妙椿が
「何百目の鉢は、これこれの時間かぶり続けても疲れを覚えることは無い。
また、何百目の鉢であれば、これをかぶったままこれだけの距離の道を移動しても
大丈夫だ。」
と、実に仔細に解説した。
人々は「何故あなたはそのようなことを知っているのですか?」と尋ねると、
「いやとよ、頭巾に張る鉄の重さで、常日ごろからそれを計っているのさ。
『武士の物具は平日無事のときに身に適う如く作るべし』って、これは私の先祖、
鎮守府将軍藤原利仁の遺戒でね、それを実践しているのさ。」
斉藤妙椿、常在戦地の心がけであった。
366 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/13(日) 12:13:11 ID:dU817lbf
首が鍛えられて太くなってそうだな
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