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逆さ水松の伝説

2009年09月20日 00:09

629 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/09/19(土) 21:03:55 ID:bnVe2B4m
逆さ水松の伝説

天文17年(1548)勝山の城代だった南条広継の妻は、蠣崎季広の長女であった。
しかし女では家督をつげないのを無念に思っていた。

そこで、娘婿の基広(季広の従兄弟)に家を継がせようとし、
基広をそそのかして季広を殺害しようとした。
しかし基広は季広の命を受けた長門広益に討たれてしまった。

広継の妻は、今度は自分の夫に家督を継がせたいと考え、
実弟の舜広(季広の長男)と明石元広(季広の次男)を毒殺した。
たが、そのことが露顕して広継の妻は自害させられた。

夫の広継も当然追及を受けたが、広継は固く身の潔白を誓い、
礼服に身を固め棺に入り、自ら命を絶った。
その時、一本の水松を棺の上に逆さにいけさせ
「水松が根付いたら身に悪心ない証であり、
三年たっても遺骸が腐っていなかったら、
それこそ潔白のあかしである」と遺言し、
節を抜いた青竹で呼吸しながら鉦を鳴らし経文を読誦した。

鉦の音と読経の声は三週間も続いたという。
三年たってその水松が成長し、さかさオンコ(逆水松)になったという。

※オンコは常緑樹のイチイのアイヌ語






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