fc2ブログ

渡辺勘兵衛、はじめてのご褒美

2009年11月13日 00:20

334 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 17:04:54 ID:VRa4pw0W
はじめてのご褒美

戦国の名物男の一人、渡辺勘兵衛了。
彼がまだ若年の頃、阿閉貞征に仕えて、謀反した荒木村重を攻撃する
織田信長の軍勢の中にいた。

摂津吹田表にて戦闘があった折、阿閉軍二百は敵陣に突入し、敵将の首6つを取るという
戦果を得た。中でも渡辺勘兵衛は、真っ先に駆け入り、阿閉軍の取った六つの首の中の、
一番首を取った。

この手柄により勘兵衛は、この頃阿閉貞征が寄騎していた羽柴秀吉の黄母衣衆、
山葉文蔵と言うものに付き添って、信長の本陣へ派遣されるという栄を受けた。

さて信長、勘兵衛を御前に召し招き、

「お前の今日の働きは比類が無い。何か褒美を与えようと思うが、さて、なにがいいかな?」

と、周りをきょろきょろ

「お!これだ!」
信長が見つけたもの、それは、

『干し鮭』

勘兵衛の目の前に、間違えようも無い干し鮭が置かれた。

「これを与える!以後、ますます励むように!」

「は、はあ…」

こうして干し鮭をありがたく押し頂き、自陣に帰っていった。
渡辺勘兵衛、この時17歳。初めての御褒美は鮭であった。

勘兵衛は後年、自分の武功に対する評価に非常に過敏になるのだが、
それがこの経験のためであったかどうかは、定かではない。




335 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 17:06:40 ID:xfdiBb+y
しゃ鮭・・・・  ゴクリ・・・

336 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 18:00:04 ID:8I7aqHTI
>>334
何故そこにあったのだろう?
しかしなんだか可愛いご褒美だ

337 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 18:00:52 ID:Su+UcFzk
鮭って当時の価値はあったのかな?

338 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 19:01:50 ID:OZviHpjv
鯨ぐらいある鮭があったら城と交換してでも食べたいとかいったのは徳川光圀だっけ?

339 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 20:00:57 ID:8AiR92gt
時代がちょっと違うが確か徒然草に、干し鮭を宮中に献上した公家がいて、
それを周囲の公家に「そんな下卑た食べ物を殿上に差し上げるとは下品な……」
と陰口を叩かれた話があった
それで鮭を献上した公家が「鮎の干物はいいのに鮭はいかぬということがあろうか」
って反論したって話だったが、徒然草と戦国じゃちょっと時代が違いすぎるかな

340 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 20:03:48 ID:ymynUwsZ
>>334
普通こういう時って脇差とかじゃねぇのかなぁ・・・
いや待てよ信長は塩っ辛い物が好きだったとも言うしな干し鮭も好物かもしれん
本当に偉いと思ったから自分の好物を与えたのかもしれん

341 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 20:30:27 ID:JP6TFsY8
信長は手近なものを与えてほい、褒美ってやっちゃうことが多いって話があったような。

342 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 20:30:34 ID:600a1UFR
なぜか干し蛙に見えて???となったのは俺だけでいい

343 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 20:40:04 ID:2KQ5LXSO
そういや、草鞋を与えたこともあったな。

しかし、後々家宝に出来る草鞋と違って、食べてお仕舞いの鮭、
しかも偶々眼についたものをあげるなんてw

344 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 21:26:13 ID:M32K6vhE
改まった贈り物に海産物を選ぶ習慣ってあるじゃん
信長もそのつもりだったんだよ!…たぶん

345 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 23:03:16 ID:Oekl9kgM
右大将源頼朝に佐々木三郎盛綱が鮭を献上してるから
武家では喜ばれそうだがな

346 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 23:10:15 ID:+z7jO/GL
義光「それを与えるなんてとんでもない!」

349 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/13(金) 11:18:57 ID:NLbDYaw8
誰か「この干し鮭やるから帰れよ」のAAお願い

350 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/13(金) 12:33:31 ID:5tz7iTSv
              ∩___∩
            /  ノ   \  ヽ
            | ●    ● |   なにマジになってんの?
          彡   (_●_)    ミ
           /、   |∪|    ,\   この鮭の切り身やるから帰れよ
          /.|     ヽノ    | ヽ
       ,,/-―ー-、, --、   .|_,|
    r-、,'''";;:;;:;::;;;;:;;::;:;:;;::;:;`'- /_,l,,__ )
   |,,ノ;;:;r'" ̄ ゙̄^"`Y'-、;;;::;:;::;:;:;:;::;:|
    .ヽ,′       ;   `"";;;;;⌒゙')
     ´`゙'''''''''''‐-‐'"`‐-‐'"゛  `゙´
              |  .∥ /
            ("___|_`つ

351 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/13(金) 13:03:22 ID:Pj9T7SYA
切り身かよっw

スポンサーサイト





コメント

  1. 名無しさん@お腹いっぱい。 | URL | -

    そういや竹中秀吉は棗もらってキレてたな
    話の前後はおぼえてないが

  2. 人間七七四年 | URL | -

    >>346
    鮭様www

  3. 人間七七四年 | URL | -

    >>343を見て、確かに
    「これはわしが17の折、武勲の褒賞としていただいた干し鮭の骨で…」とかいえないもんなwwと思った。

  4. 渡辺 | URL | -

    荒木はまんじゅうもらいマスタ

  5. 人間七七四年 | URL | -

    鮭で命を落とした俺が通りますよ

  6. 人間七七四年 | URL | -

    毛利の次男乙

  7. 人間七七四年 | URL | -

    あのね、この頃了は直参の与力でもないんだから、信長から直々に褒美なんて、もともとなかったわけでね。それでも愛でたいって気持ちで信長は何か与えたかったわけでね。主家からの感状なり、形のある褒美ってのは、そのものには大して価値はないけど、もらったっていう事実こそがものを言うわけでね。これが加増なり、転職後の知行に結びつくんでね、褒美というものの性質と多様性と、時代も考慮しないと、価値観の差を納得できないよ。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/3146-faa66622
この記事へのトラックバック