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ある男の半生

2009年11月20日 00:21

350 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/19(木) 22:31:38 ID:x7jrIrbQ
ある男の半生

両刀遣いですっかりおなじみの大内義隆だが、その義隆がかなり熱を入れて
アッー!した少年がいた
名は五郎。義隆がどれくらいこの五郎に入れ込んだかと言うと、
この五郎の住まいがある富田若山に夜な夜な通ったとまで言われるほどである
富田若山は現在の周南市、対して義隆が暮らす山口館は現在の山口市
google mapで見ても結構な距離である

ある日の義隆、いつものように富田に向かいラブホ代わりに使っていた寺で
五郎と逢引を重ねていたが、
夜がふけ朝に近づくと五郎が先に眠ってしまった
義隆は自身の立場を顧みて眠ったままの五郎を置いて帰ることにしたが、名残惜しいと思ったのか、
もぬけなりとせめて残せば空蝉の世のならいとも思いなすべし(意味は知らん)
と和歌を詠み五郎に送ったという(大内義隆記)

やがてこの五郎は成長し、義隆の一字をもらって元服して数多くの戦で活躍した
そしてさらにその十数年後、五郎は義隆に対して謀叛を決行し義隆を討つことになる


そう、この五郎こそあの陶晴賢(隆房)である
有名な話だから今更だけどまだまとめになかったんで




351 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/19(木) 22:50:22 ID:AfkkQblk
有名すぎて、まだ出てなかったんだな。
この逸話を基にした河村恵利のコミックがあったっけ。

352 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/19(木) 22:54:01 ID:RYB1GaWP
義隆が一方的に好きで、五郎は内心イヤだったのか?
権力に近付くためにアッー!したのか?

ところで、筆と紙を携帯してたのは従者なんだろうけど
アッー!のために、主君に従って毎晩歩いて、行為が終わるのを待ってるのは大変だったろうね。

354 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/19(木) 22:58:40 ID:q2fLs0JL
>>352
陶家は周防の守護代をしている名門。

355 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/19(木) 23:03:21 ID:5UYloM4n
陶の謀叛は召し上げられそうになった自領を守る自己防衛の意味が強い。
義隆とのホモセックスが実は嫌だったとかそういう個人的な理由ではないはず。
この話の肝は過去にこれだけ愛しあってもやる時はやるんだよという話だと思う。

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    男女でも男同士でも権力者とその愛人の間にはままあること。

    権力者も愛がある間…というか入れ込んでる間は、
    金品を贈り、目を掛けるが、容色が衰えたり、別の対象が現れると寵愛が冷める。
    すると、逆に疎ましがるようになる。
    愛人側はこれを放っておくと最悪殺される羽目になるから、反乱を企てたりする。

    まあ、愛欲に溺れるなよってことでしょう。

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