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佐野祐願寺「戦国リクルート」

2009年11月27日 00:06

628 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/26(木) 21:43:41 ID:nUmmbAP5
「戦国リクルート」

下野の唐沢山城を拠点とした、佐野昌綱という小豪族があった。
その三男は祐願寺という名で、新当流の達人だったという。
彼は素性を隠し、剣術修行がてら武田信玄に仕えた。
合戦では無茶苦茶に暴れまくり、途中で逃げ出したかと思うと、砥石で
長刀を研ぎ直してから再び突撃。
しかもそれを一回の合戦中に二度もやって信玄を驚嘆させた。
信玄に呼び出された祐願寺は素性を明かした上で、恩賞をねだった。
「俺、すごいでしょ。恩賞に一千貫文ください」
これに対して信玄は、
「お前には確かに一千貫文の値打ちがある。しかし、当家譜代の者でも
ニ百~五百貫しか与えていない。
それでも命令どおり命を投げ出して働いてくれるんだよ。
いくら手柄を立てようが、出自が正しかろうが、新参者に高禄を与えれば家中に害が生じてしまう」
と、やんわりと断った。その上でこんなアドバイス。
「関東にはお前を召抱える器量のある武将はいない。
いるとしたら越後の謙信だけだ。そっちにいってみたら?」
佐野祐願寺は信玄の転職アドバイスに従って越後で謙信の面接を受けた。
信玄の言葉をそのまま伝えたところ、即一千貫文で採用。
歩兵弓頭となり、剣術指南の一人となった。

越後上杉に採用された祐願時は、自分以外の剣術指南役の稽古にケチをつけまくった。
このことが謙信の耳に入り勝負させてみたところ、圧倒的に祐願寺が強かった。
口先だけでは無いのだ。
が、その勝負から数日後、祐願寺は甲斐武田のスパイだという噂が流れた。
いくら否定しても広まるばかり。彼には全く味方はいなかった。
ついに身の潔白を示す為に切腹したという。

今も昔も職場の人間関係はやっかいだという悪い話。




630 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/26(木) 21:53:21 ID:Vv/9T7oL

>>628
その後ちゃんと身の潔白は晴れて供養してもらったんだろうか…

638 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/26(木) 23:09:13 ID:tJ0542fK
>>628
コイツに禄を与えたくない、しかし敵に回られてはやっかいだ、そうだ謙信に殺させよう

そこまで信玄が考えているんじゃないかと勘ぐってしまう


647 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 09:36:14 ID:eRljPu5T
>>628
面白い話だ 訴訟マニアの曲渕を飼いならすほどの人が手放すか

648 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 10:28:53 ID:WfpGq4HE
まんま道徳訓になるよな
実力があるからと思い上がって周囲のものを批判ばかりしていたら
立場が悪くなったとき誰も味方してくれる者がいないなりますよーという

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コメント

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  2. 人間七七四年 | URL | -

    なんかスポーツ選手にありそうな話だ

  3. 人間七七四年 | URL | -

    天徳寺宝衍の弟?
    実在の人物なのかな?
    佐野家の人物は武者修行が好きだね。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    天徳寺は次男。
    祐願時は三男。
    この事件のおかげで上杉と佐野の和睦が決裂してる。

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