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阿部忠秋、たしなめる

2010年01月27日 00:03

327 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/26(火) 20:30:37 ID:vzSSh4Bk
ある時、松平信綱が阿部忠秋に
「聞いて下さいよ阿部殿。私は部下の○○に騙されたのです」
と非常に迷惑そうに言った。

すると忠秋は
「失礼ながら伊豆殿、それはあなたの考え方が間違っています。
武士が嘘を言うものですか。ましてあなたのような重職の方を
騙すわけがないでしょう。

筋の通った内容のある話であれば何度騙されたってよいでは
ありませんか。それをまるで後悔されているかのように仰るのは
いかがなものでしょう。

そんな考え方で部下の申すことを疑うようになられては不都合です。
よいことであれば何度でも騙されるようになさいませ」

と言った。信綱はこの忠告を真摯に受けとめたという。
年下にたしなめられる知恵伊豆であった。




328 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/26(火) 21:05:31 ID:FSSijQuY
そういえば、
武士は嘘をつかないって概念はいつごろ生まれたんだろう?
平家物語や太平記でも、武士が虚言やだまし討ちで相手を討ち取る話は
賞賛されてこそすれ、一切非難されてないんだよね。
戦国時代はもとより。
鮭様が、「味方をだましてはならない」という掟を作ったのが、非常に珍しかったくらいだ。

戦国→江戸の転換期に一般化したのは間違いのないところだけど。

330 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/26(火) 23:22:44 ID:Q3k/ipMn
>>328
敵はともかく味方はだましちゃ駄目だろjk

331 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/26(火) 23:27:19 ID:T9TFClDB
>>330
だが「敵を騙すならまず味方から」という言葉もあるからな
そういえばこの言葉の成立は何時だろう

332 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/26(火) 23:28:02 ID:cEp2+t41
武士の嘘を武略といい、坊主の嘘を方便という。
こんな決まり文句もあるし、別に必要なら嘘はついてたと思うよ。


333 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/26(火) 23:38:27 ID:4BZ312JO
家臣が主君のためを思ってつく嘘なら細かいこと言わずに気持ちよく騙されてやればいいんだ
みたいなことは黒田如水も言ってた気がする

334 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/26(火) 23:45:32 ID:2ysfVbtj
嘘つかないのはインディアンだけ

335 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/26(火) 23:49:15 ID:mxV1MkKW
下半身もですがw

336 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/26(火) 23:55:26 ID:FSSijQuY
>>330
それは近代軍隊が入った後の感覚だよ。

武士は自分の功名と、家の存続のためだけに戦ってるのだから
盗み首に代表される手柄の横取りはしょっちゅう。
先陣争いでは味方だますし。

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    日本武尊だって騙してるからなあw

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