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今井定清の死

2010年02月06日 00:18

281 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 02:07:34 ID:sGsMf90z
永禄四年七月、南近江の六角氏は畠山氏と連携して三次長慶を南北から攻撃した。
この時、浅井長政は手薄となった六角領へ侵攻、吉田安芸守兄弟の守る太尾城の
奪取を企てた。

赤尾清冬、磯野員昌ら浅井家中の主だった武将がこれに参加したが、なかなか城は
落ちない。攻め手はいろいろと策を練り始める。

今回の城攻めでは磯野隊に属していた今井定清は夜襲を計画、伊賀者を忍び込ませ
城中から火の手が上がるのを合図に本丸・二の丸同時攻撃を行う手筈を整えた。

そして当日の夜半・・・

【今井】「丹州(磯野員昌)ばかりにいい格好させれないからな。さて、合図はまだかなー?」

・・・・・

【今井】「おいおいどうしたんだよ、夜が明けちまうぞ、しくじったのか?」
【島秀安】(今井の配下)
「夜も明けちゃいますから、殿はもう帰られた方がよろしい。ここには自分が残りますから」
【今井】「う~ん、まあ、失敗はつきものか・・・引き上げるわ、あとはよろしく」

今井が惜しく思いながら自陣に引き上げたところ、いきなり城に火の手が上がった!

【今井】「いかん!やはり戻るべきではなかった!丹州に手柄とられてなるものか!!!」

馬を戻して、先頭に立って供の者に叱咤する。

【今井】「急げ急げ急げ進め急げ急げ進め進め~~!!!!」

そして、磯野勢の中を走り抜けようとしたその時!

【今井】「げちょ!」

今井の背後から鑓が突き出され、まともに食らった今井定清は馬から転げ落ち絶命してしまった。

【島秀安】「ひゃあ、殿ぉ!」

今井の手勢は大混乱、城の火はすぐに消し止められ、何ら浅井勢は得るところなしに終わった。
今井の遺骸は館に戻され葬られた。今井定清の子はまだ幼少であったため、一族が相談して小谷城へ
犯人の詮議を訴えでた。

【今井親戚】
「こりゃ前代未聞の味方討ちじゃ!そういえば陣中から田那部式部丞の姿が見えなくなっておる!
 まさか、あやつが定清を手にかけたんじゃ・・・ウオーッ!殺す!!」
【長政の使者】
「ま、待て!お屋形様も『浅井の家は末代まで責任を逃れられぬ』と申されておる。田那部のことは
 不審に思って義兄である遠藤直経と連絡を取っておるところじゃ。落ち着かれよ!」

【田那部式部丞】
「すんません。何かみんなから疑われちゃったんで兄貴のところに匿ってもらってました。
 でも、自分無実なんで出頭いたしましたペコリ」

その後の調べで、結局、磯野員昌の兵士が今井定清をやっちゃったことが判明、磯野員昌は今井家中へ
誓詞・起請文を捧げ「合戦の最中であるため、とりあえず山中で謹慎」する羽目になった。

何だかねえ・・・('A`) ('A`) ('A`)




282 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 04:54:52 ID:bFFonHI9
>>281運悪く芯じゃったのがね……カワイソス(´・ω・`)

矢に刺されても槍で突かれても不思議の生を拾った人が居てこっちは勇者としての逸話になるけど..


284 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 09:46:16 ID:dBWByPOh
>>281
これ実は暗殺じゃないかとも言われてるよね

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    味方勢力内で城方向へ向かう人間を、後ろから刺したらそりゃ暗殺と疑われるか。

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