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何とも微妙な河野通直の動物話

2010年02月07日 00:01

319 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 20:38:30 ID:Xzx3LBeL
動物を助けたからといっていつもいいことがある訳じゃないと思うんだ。
ということで動物話をもう一つ。

何とも微妙な河野通直の動物話。
一杯いる通直さんのうち、以下の話と同じ頃、同じ通直さんの話のようです。
http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-3317.html

通直さんの奥方がある日突然二人になってしまう。
見た目も振る舞いにも違いがなく、どちらが本物なのか全くわからない。
ところが食事を与えると、一方が怪しくガツガツ食うのを見てそちらを捕らえると狐が正体を現した。

怒り心頭の通直さん、さっそく火あぶりにしてしまおうとするのだけれど、そこに大勢の狐たちが現れる。
そやつらは口を揃えて
「貴狐明神の末稲荷の使者長狐という狐の王で、殺してしまうと災いが起こるので命だけは助けてほしい」
と通直さんに頼み込んだ。

それを聞いた通直さんは狐たちが四国からいなくなることを条件に狐の命を助けることに。
誓文を書いた狐たちは四国を立ち去ったとのこと。
めでたしめでたし。

……で、結局四国から狐がいなくなったそうなのですが、
そもそもそんな偉い狐が奥方に化けて何したかったの?、とか
恩を返す訳でもなく追放するだけで何かいいことあったの?、とか
いろいろツッコミどころもある訳です。
挙句に孫の方の通直さんは自分が四国を立ち去る事になって河野氏自体滅んでしまうんですけどね。

ということで、タダのいたずらにしても騙す方、騙される方のウィット成分も少ない、
地味な戦国四国の狐にまつわる悪い(?)話、でした。




320 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 21:06:03 ID:1aZx73Ey
>>319
四国といえば狸らしいから、その起源(ただし後付け?)話なのかな?

321 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 21:17:33 ID:PvfqiWZW
狐が四国から出て行くのは弘法大師の話

322 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 21:21:35 ID:sfU/cvhk
>>321
それもあるねー。「鉄の橋が架かるまで戻ってこられない」ってやつ。
実際橋効果は絶大なのか、今日もニュースで四国では十数年前から狐の目撃例が増えたと言ってた。
戦国時代にも狐追い出し逸話があったんだ。
やっぱり皆なんで四国には狐いないんだろうと思ってたんだな。

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