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大和大納言秀長の穏やかな日常

2010年02月16日 00:43

934 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/15(月) 19:11:51 ID:VWAIrI6H
大和大納言秀長の穏やかな日常

ある日、大和大納言秀長の御伽集の法師が出仕したときのこと。
法師はいつもより少し遅れて来たので、不審に思った秀長は聞いてみた。

秀長「今日は遅れてきたけど、どうかした?」
法師「はい、御普請場を見てまいりました」

この頃、秀長は何かの普請をしていたらしい。

秀「そんなことしなくて良いんだけど…
  で、堀の石垣はどれくらい出来てた?奉行たちちゃんと働いてた?」
法「はい。皆さん殊の外精を出していました」

秀「それはよかった。その中でも誰が一番良く働いてた?」
法「それが、抜きん出て働いていた奉行がいまして、
  その男の名を聞いたはずなんですが、ド忘れしてしまいました」
秀「誰だよ、思い出して」

法「……」
秀「……」

法「…名字が…魚っぽい感じの名前でした…」
秀「魚って言うと、鈴木か益田か、それとも魚住か?」
法「いえ、そのどれでもありません」
秀「ってことは鯰江?」
法「あっ!そうです、鯰江です!」

無事名前を知ることが出来た秀長は非常に機嫌がよく、
その鯰江某を加増してやったそうな。(備前老人物語)

どうということのない普通の会話なんだが、
秀長の性格を現しているようなまったり感が面白かったので投下してみた。




935 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/15(月) 19:18:13 ID:CXx0a/eN
>>934
大納言さんの逸話少ないからちょっとした小話でもいいね。
何でこんなに少ないのかな?100万石以上の大名なんて数えるほどしかいないのに。
大納言さんだけ逸話が少ない。太閤さんの弟と言うことで実績が割引されてるのかな。

936 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/02/15(月) 19:18:37 ID:Abl4ZKz9
「ちょっといい話」のお手本のような話

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    なんだろうこのほのぼの感はw

  2. 人間七七四年 | URL | -

    まったりしてるなw
    鯰江さん儲けたな
    主が居なくても一生懸命仕事してれば誰か見てるもんだね

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