601 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 22:57:08 ID:8Ba8vpBe
武田晴信(信玄)の脅威が信濃を覆いつつあった天文十七年の七月初め、
小笠原長時に仕える若侍たちがに城へ出仕する道中のこと。
夏の太陽が照りつける中、一同が坂道まで来ると突然、神田将監という者が走り出し、
一気に坂を登り切った。
「どうした将監、こんな天気の日に走って暑くはないのか?」
同僚たちが聞くと、将監は答えた。
「暑くない。秋の露で濡れているので、露を払うため走ったまでよ。」
同僚たちは笑った。
「気でも違ったか将監?それは秋の露どころか、お前の汗ではないか!」
将監は少しも動じず返した。
「貴殿らは唐の国が呉越の”臥薪嘗胆”という故事をご存じか?」
「?」
「長時様のご器量頼りなく、臣下に不足多し。しばらく後には、この地は武田晴信のものと
なるであろう。故郷を追われる我ら小笠原の臣は、野山に獣を狩って肝を嘗め、薪に臥し、
秋の露に濡れて夜を過ごさねばなるまい。
よって、今から露に濡れることを思って動いてみたまでの事よ。アハハハ・・・」
「・・・・・・」
将監の風刺(?)が長時に伝わったか、定かではない。
神田将監は塩尻峠の戦いの後、武田軍の夜襲を防いで戦死し臥薪嘗胆する事はなかった。
602 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:22:35 ID:AWnqNNth
今しぶとい戦国武将伝って本読んでてさっき貞慶の件を読んできたぞw
タイムリーワロタ
603 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 23:32:41 ID:3FkuhlaT
>>601
そんな急に走り出したら、その坂の向こうに伏兵が潜んでるのかと思っちゃったよ
短気な森家ならその背中を一斉に弓矢で射られてハリネズミ状態にされても文句言えないレベル
各務「どうした将監、いきなり走り出して」
大塚「どうした、ってもう死んでるやんけ」
井戸「がはは」
長可「がはは」
各務「がはは」
一同「がはは」
604 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 23:45:51 ID:mqRY2J2E
なんという脳筋ファミリーw
武田晴信(信玄)の脅威が信濃を覆いつつあった天文十七年の七月初め、
小笠原長時に仕える若侍たちがに城へ出仕する道中のこと。
夏の太陽が照りつける中、一同が坂道まで来ると突然、神田将監という者が走り出し、
一気に坂を登り切った。
「どうした将監、こんな天気の日に走って暑くはないのか?」
同僚たちが聞くと、将監は答えた。
「暑くない。秋の露で濡れているので、露を払うため走ったまでよ。」
同僚たちは笑った。
「気でも違ったか将監?それは秋の露どころか、お前の汗ではないか!」
将監は少しも動じず返した。
「貴殿らは唐の国が呉越の”臥薪嘗胆”という故事をご存じか?」
「?」
「長時様のご器量頼りなく、臣下に不足多し。しばらく後には、この地は武田晴信のものと
なるであろう。故郷を追われる我ら小笠原の臣は、野山に獣を狩って肝を嘗め、薪に臥し、
秋の露に濡れて夜を過ごさねばなるまい。
よって、今から露に濡れることを思って動いてみたまでの事よ。アハハハ・・・」
「・・・・・・」
将監の風刺(?)が長時に伝わったか、定かではない。
神田将監は塩尻峠の戦いの後、武田軍の夜襲を防いで戦死し臥薪嘗胆する事はなかった。
602 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:22:35 ID:AWnqNNth
今しぶとい戦国武将伝って本読んでてさっき貞慶の件を読んできたぞw
タイムリーワロタ
603 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 23:32:41 ID:3FkuhlaT
>>601
そんな急に走り出したら、その坂の向こうに伏兵が潜んでるのかと思っちゃったよ
短気な森家ならその背中を一斉に弓矢で射られてハリネズミ状態にされても文句言えないレベル
各務「どうした将監、いきなり走り出して」
大塚「どうした、ってもう死んでるやんけ」
井戸「がはは」
長可「がはは」
各務「がはは」
一同「がはは」
604 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 23:45:51 ID:mqRY2J2E
なんという脳筋ファミリーw
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