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めんどうくさい三河武士、小栗又一さんの大阪の陣・悪い話

2008年10月29日 00:06

159 名前:人間七七四年[] 投稿日:2008/10/28(火) 11:38:49 ID:j+Fdfr9L
めんどうくさい三河武士、小栗又一さんの大阪の陣

・冬の陣の時、徳川方によって大阪城に続く橋が、次々と焼き払われた。
が、船場の橋を焼くかどうかの判断に迷った。そこで徳川軍、小栗又一を偵察に派遣。
又一さんは城内から矢や鉄砲がどんどん撃ちかけられてくるのを気にもせず偵察完了。
帰るころには豊臣方も呆れて、矢や鉄砲を撃つのをやめ彼の勇気を称えたとか。

そうして彼の報告の結果、船場の橋も焼いて兵糧攻めがいい、との結論に至った。
そこで兵が橋を焼くのを使蕃に見届けさせようと言う事になったが、又一さん、家康の前で

「使番の連中なんてみんな臆病なんだから、近づいたら返って鉄砲の弾に当たっちゃいますよ。
あいつらは、遠くから見届けさせるのがいい。」と言い去った

さすがの家康も
「あいつが同僚と仲が悪いのも、あれじゃあしょうがないな」
と笑ったとか。



・徳川家康の陣所に、御使役の佐久間政盛と山本頼資という者がいた。
そこにやってきた小栗又一、山本に向かって

「今度御使役になったものの中に大臆病者がいるらしいな!諸大名の陣にお使いに行っても
竹束の外に出ないようにしているので、笑われているらしい。あれでは幕府も面目ない、などとも
言われているそうだ。
この前、佐竹義宣の陣に行った時にお前はいかなかったようだが、そういう話になっているらしいぞ」
と言った。

山本が「誰が命など惜しみ臆病に振舞うものか」と、苦々しく言うと

又一
「お前の事じゃ無い。臆病者の噂があるって言うだけだ。
まあ、心当たりのある人間は、聞き逃せないのだろうな~」

山本、激怒。
物凄い口論が始まり一触即発の事態。同僚の佐久間にいたっては見て見ぬ振りだ。

そこに現れたのはさっきまで家康と打ち合わせをしてきた本多正純。
武功の古強者二人のただならぬ雰囲気を察した正純、二人に向かって

「なんだか良くわからないけど、おいしい物でも一緒に食べませんか?ご馳走します。」

と、食事や酒を振舞うと、口論も収まった。

皆は正純の知恵を高く称えたとか。



160 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 11:55:49 ID:Y0vDAWtj
>>159
> 「なんだかよくわからないけど、おいしいものでも…」

本多さんの優しさにホッコリしたwww

161 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 11:56:34 ID:m0w+7iVm
>>159
小栗喧嘩売りまくりだなw
ちょっと(性格の)悪い話
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    珍しく優しい上野さんww

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