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三成への評論

2010年05月04日 00:02

513 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/02(日) 22:06:36 ID:vVsQUn5Y
慶長五年(1600)十月一日、石田三成、小西行長、安国寺恵瓊は六条河原において斬首。
その首は三条大橋にて晒された。

洛中の貴賎はこの三将の首を見て、

「この人々、太閤御在世の頃には権威甚だ盛んで、諸侯からも大いに尊敬を受け、我々のようなものが
顔を見るなど考えもできなかったのに、今はこのように梟首されて、間近に顔を見ても咎める人もなく、
警護する供人もいない。」そう言って世の転変の恐ろしさを語り合った。

さて、この見物の中の、60ばかりの男が言うには
「この三人のうち石田殿は、大織冠 (藤原釜足)の末裔だとは聞くが、卑賤より身を起こして大名となり、天下の奉行職まで
司った。しかしその栄華は一代も保つこと無く、このようなあさましい有様になってしまった。
これが『亢竜の悔』(栄達を極めた者は慎まないと失敗する恐れがある)という物なのだろう。」

すると、傍に居た者がこれを聞いて
「私が思うに、武士たらんとする者は石田殿こそ守護神と仰ぐべきである。
何故かと言えば、太閤薨去の後の天下は内府公のものであると、これは幼い童までそう考えていたほどである。
況や諸国の大名の内にも、あえてこれに背こうという人はいなかった。中に、この時わずかに佐和山城主に過ぎなかった
石田殿一人は諸侯を語らい合わせ、大乱を起こした。
しかし不運にして本懐を達すことが出来なかったのは、ただ天命であったのだろう。」
と言った。

これらを聞いていた50ばかりの僧は、
「お二人の評論、それぞれ尤もだと思います。しかしある人が私に語ったところによると、今度の関ヶ原の大乱は皆、
家康公の計略であったと言うのです。
『乱して治める』という古語があります。家康公は石田殿が諸侯と不和になり、乱を起こすよう誘導した。
これによりたちまち大乱起こり、今果たして、家康公に敵対する者たちは尽く滅び、太平の御代となって
庶民は安堵しています。しかし、果たしてこの乱がなければ、世の中は今のように治まったでしょうか?」


三将斬首の後の、三成に関する人々の評論である。




516 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/03(月) 02:49:29 ID:rarnEbra
関ヶ原本戦でバリバリやってる石田三成、小西行長はわかるが
なぜ本戦参加無の安国寺恵瓊が斬首されたのはよくわからん
宇喜多秀家は前田家の嘆願あって遠島どまりだし
同じ本戦参加無でも毛利家本体は減封だが輝元、秀元は咎めなしだよな

517 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/03(月) 03:33:00 ID:04cNtPBU
安国寺恵瓊が死罪になったのは
西軍の参謀として毛利家を西軍に引き込むことに動いているのと

吉川広家と仲がワルかったのが原因だと思う

西軍諸将から、寄進(賄賂?)をかなり受け取っていたので言い逃れも出来なかったんだろうな

518 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/03(月) 09:26:24 ID:RTCYK6Im
ぶっちゃけ、人望が無(ry

519 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/03(月) 09:52:23 ID:bo6tl2hf
>>513
なんか前にもここで読んだような…

521 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/03(月) 11:26:37 ID:fjrH7uWI
>516 >520
ことほど左様に、後世の人の噂なんていい加減なものなのですじゃ

526 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/03(月) 20:58:39 ID:jbOCcHkV
>>516-517
本戦の直後に捕まった連中と、
戦後処理の過程で捕まった連中(土佐の人とか、泳いでくる人)では、
裁く方のテンションも違うだろうから。
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    テンションかよwと思ったが、まぁそうなんだろうな
    本当に三成の評判は時代と共にコロコロ変わるな…

  2. 人間七七四年 | URL | qbIq4rIg

    ”釜”やのうて”鎌”や。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    論功行賞が控えてる中、血を見せれば…

  4. 人間七七四年 | URL | -

    実際のところ、安国寺恵瓊は外交官として本当に有能だったのか?それとも血統証優先だったのだろうか?

    秀吉にとってすら有能な外交官というよりは茶坊主的なイメージなのだが。

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