144 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/02(水) 20:25:21 ID:6Bk3EFwR
上杉征伐の時、上杉景勝の返答である「直江状」は有名だけど、ほとんど知られてない
佐竹義宣の方について。
「上杉景勝謀反」の事にわかに問題になった頃、水戸の佐竹義宣も「景勝方である」との
噂がたった。
これに徳川家康は家臣の島田治兵衛を水戸に下しその存念を尋ねた
「佐竹殿、あなたは景勝とあい語らい、逆心を企てているという噂です。
もし異心が無いという証拠があるなら、ここではっきりとお答えください!」
これに義宣
「私が景勝と語らって御治世を乱すなどと言う事、一切無い!」
と言い切った。が、さらに
「…さりながら、誰であっても御幼君を蔑ろにする者がいれば必ず、一矢射かけ申す
覚悟である!」
最後の一言は名門佐竹の意地であったか。が、この言葉は人々に
『内府公の政治に対する底意のある返答である。上杉、佐竹両家に大事が迫るだろう。』
と、噂された。そしてこれが佐竹が上杉方であるとの印象を決定的にし、関が原後の秋田への
改易にもつながってしまうわけである。
もしかしたら余計な一言だったかもしれない。と言うお話。
上杉征伐の時、上杉景勝の返答である「直江状」は有名だけど、ほとんど知られてない
佐竹義宣の方について。
「上杉景勝謀反」の事にわかに問題になった頃、水戸の佐竹義宣も「景勝方である」との
噂がたった。
これに徳川家康は家臣の島田治兵衛を水戸に下しその存念を尋ねた
「佐竹殿、あなたは景勝とあい語らい、逆心を企てているという噂です。
もし異心が無いという証拠があるなら、ここではっきりとお答えください!」
これに義宣
「私が景勝と語らって御治世を乱すなどと言う事、一切無い!」
と言い切った。が、さらに
「…さりながら、誰であっても御幼君を蔑ろにする者がいれば必ず、一矢射かけ申す
覚悟である!」
最後の一言は名門佐竹の意地であったか。が、この言葉は人々に
『内府公の政治に対する底意のある返答である。上杉、佐竹両家に大事が迫るだろう。』
と、噂された。そしてこれが佐竹が上杉方であるとの印象を決定的にし、関が原後の秋田への
改易にもつながってしまうわけである。
もしかしたら余計な一言だったかもしれない。と言うお話。
スポンサーサイト
コメント
人間七七四年 | URL | -
逸話は兎も角。何か言おうが言わなかろうが、結局改易されて居た様な状況だった気がしますね。
( 2010年06月03日 05:40 )
人間七七四年 | URL | mQop/nM.
>「…さりながら、誰であっても御幼君を蔑ろにする者がいれば必ず、一矢射かけ申す覚悟である!」
自分の知っている逸話では景勝の言となっているんだが
佐竹の発言というのはどこから出てきたのかな
( 2010年06月03日 10:38 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
改易?
( 2010年06月03日 23:44 )
人間七七四年 | URL | -
改易はされてないよね。
転封はされたけど
( 2010年06月04日 12:47 )
人間七七四年 | URL | mQop/nM.
「改易された景勝」の逸話が、時代が下るにつれて
どこかで「転封された佐竹」に摩り替わってしまったのでは。
本スレでも出典はつまびらかにされていなかったね。
( 2010年06月04日 15:32 [Edit] )
コメントの投稿