FC2ブログ

知恵伊豆と安松金右衛門、川越野火止灌水計画

2010年06月04日 00:00

463 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 18:44:00 ID:WqjTepqU
最近は知恵伊豆が話題なようなので便乗する。


松平信綱は領地の川越野火止の灌水計画を実行に移した。
三千両もの費用がかかる予定だったが、
信綱は「土地のためになるならこれもご奉公だ」と考えた。

計画の発案者は野火止代官の安松金右衛門。
まず多摩川から十六里ほどの溝を掘り、新川岸という所までひいたが、
水は流れないまま一年が過ぎた。

伊豆「開発はどうなっておる」
安松「はい、まだ水は流れません。しかし必ず流れます」

力強く答える安松だったが、二年目になっても水は流れなかった。

伊豆「水はまだ流れぬそうだな、金右衛門?」
安松「必ず流れるはずです。というのもあの一帯は乾燥して風も強いのですが、
   今年は何故か塵や埃が少なく、作物もよく育ちました。
   こんな珍しい事が起こるのは多摩川の水が地下一帯を湿らせているのです。
   必ず水は流れます」

しかし三年目になっても水は流れない。呼び出された安松は昨年と同じ説明をした。

伊豆「それは去年も聞いたぞ。そちは土地の高低を分かっておるのか?
   川の面より開拓地の方が高いから水が流れないのではないのか?違うのか?」
安松「それがしにすべてお任せください。必ず水は流れます」

金右衛門は信綱に問い詰められてもどうじる事なく、自信満々であった。

その秋に大雨が降った。このため溝には水が通じて開拓地を潤した。
元々、二百石だった土地は一気に二千石にまでなり、住民たちは歓喜した。

伊豆「いやあ、この間は無闇に責めたりしてすまなかったなあ。
   責められても自信を貫き通すなんて、そちはたいしたものだ!」

そう言って、信綱は金右衛門の俸禄を倍にしてやったのだという。




464 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 19:57:11 ID:0yO92qOf
ホントに金右衛門は自信があったのかなぁ…

465 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 20:06:39 ID:Atmx4rV1
>>464
おそらく金右衛門には過去に大雨の経験があって、
「こんなこともあろうかと」的に腹案を実現させたのかもね。

466 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 20:06:59 ID:7knymvTF
失敗しましたと認めたら切腹

467 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 20:08:30 ID:6Kb+/kFW
なんで、一旦大雨が降ると水が通じるんだ?
その原理が分からない。
伏越で雨水が呼び水になったとかなら分かるが。

468 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 20:28:23 ID:0AZf/ofu
高低差が少なければ水量でゴリ押しできるんでしょ

470 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 21:08:42 ID:WqjTepqU
>>467
「大雨が降り、溝に水があふれ多摩川から溝に水が通じた」とのことで

471 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 21:58:31 ID:5Tdz97mv
3年経っても平然と信じた知恵伊豆すごいな。普通なら首を切るとこだ。
現代だったら大騒ぎだろう。

472 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 22:12:29 ID:0yO92qOf
洪水待ちってことかよ…遊水池を造ったようなものか?
なんかのんびりした話にも聞こえるなあ。

473 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 22:14:33 ID:BSjQyE5s
>>471
ぽっぽ辞任の翌日のためか、
「3年経っても平然と信じた」てところにあらぬ作為を感じてしまう

474 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/06/03(木) 22:15:55 ID:IRP8QQMP
トンネルみたいに上流まで掘って行って
最後に貫通させるだけで良くね?

よく意味が分からん。

475 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 22:21:23 ID:6Kb+/kFW
>>470
だから、そうなる原理はなにかな、と。
伏越って知ってる?

476 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 22:27:28 ID:WqjTepqU
そう言われてもそう書いてるんだもん・・・。
wikiの安松金右衛門とかのほうが詳しいと思う。

477 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 22:36:58 ID:BSjQyE5s
なんとなく、サイフォンの原理っぽい気もしないでもない
溝を掘るだけ→高低差のため流れない
地面が湿ってきた→地面による毛細管現象で高いところでもそれなりに湿る
洪水→いったん水が連続して通じたため、川の終点が上流よりも低いところであれば
サイフォンの原理で途中の高いところでも、それ以後川は流れ続ける

478 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 22:42:46 ID:57z5U14z
つまり2年目の段階で既に水は、地下水流としては流れ込んでいて、地表上に水流が流れるのも
きっかけを待つだけだった、と言う状況だったってことか。

479 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 22:44:04 ID:jU6RVhz4
あくまで知恵伊豆の大度と、安松の自負心を称える逸話
信頼関係のある主従だったんだろね

480 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/03(木) 23:39:19 ID:gDb1M3Jk
http://up3.viploader.net/jiko/src/vljiko021181.jpg

ちなみに今の野火止用水に流れてる水は100%下水処理水

481 名前:人間七七四年[age] 投稿日:2010/06/03(木) 23:45:13 ID:9Z9pSSt9
>>477
なんとなくだが、多摩川から16里(64Km)で終点が乾燥した土地の開拓地だから、
1年目;溝を掘る。→乾燥した土地のため、多摩川の水は途中で土中にしみこむだけ。
2年目;まだ、多摩川の水は溝の途中で土地にしみこむが、土中水分量が飽和状態に近くなったので、
    作物が育つ程度の水分量は土中に存在する。
3年目秋まで;夏の渇水期があるので、2年目と同様

ここまでは、砂漠で川が途中でなくなると言うのと同じ事。

3年目の秋;大雨が降り、開拓地の土中の水分量は飽和状態になるため、水が土中へ浸透しなくなると
      同時に多摩川の増水期が起きるので、用水路が完成する。

まぁ、結論から言えば、大雨が降らなくても土中水分量が多摩川の水だけで飽和状態になれば
溝に水が流れるということでしょうな。
482 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 00:14:12 ID:PvqPlSTd
成富茂安「水のことは」
足立重信「俺たちに」
伊奈忠次「任せて」

483 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 00:16:42 ID:HFSGy9U0
>>482
石田三成「駄目だ、私が全て統括する」

484 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 00:24:14 ID:H160jZQa
サイフォンの原理と言えば成富茂安さんだね
底を抜いた樽をつなぎ合わせて水を満たしたんだよね
ちゃんと空気を抜く穴もあって、結構こってる

それにしても、江戸の初期は治水のスペシャリストが多いね
川村孫兵衛、玉川兄弟、成富兵庫、北楯大学あたりが治水四天王かなあ

485 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 00:27:26 ID:6UCJW7np
>>484
北楯大学さんも加えてあげて…

486 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 00:28:03 ID:C5PRzVMn
>>483
成田氏長「忍城の時はありがとう
おかげで、水に不足することもなく篭城出来た」

487 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 00:42:12 ID:FeuqKrQu
やたらと最上関係者の名前を出したがる(入れたがる)のって
いかにも儲臭がして気持ち悪い

そもそも>484に北楯はもう入ってるわけだが

488 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 00:49:44 ID:6UCJW7np
>>487
すまんかった。見落としてつい書いてしまった。
確かに最上はこの間の出典無視の変な投下で悪い印象ついたよなー

489 名前:人間七七四年[] 投稿日:2010/06/04(金) 00:55:25 ID:3tJt5AOM
吸出されるほどの密閉空間でもあったのだろうか?

490 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 09:03:16 ID:fjgCO7p+
>>484
四天王はちゃんと五人にしてあげないと。

494 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 11:49:33 ID:cr3bU9gc
>>490
大丈夫、玉川兄弟が二人だ

495 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/06/04(金) 12:25:38 ID:O0Sgu4fj
さすがは知恵伊豆
スポンサーサイト





コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    一方、現代の武蔵野線は雨が降ると

  2. 人間七七四年 | URL | -

    武蔵野線は天候不順に弱いよな。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    476の言い方可愛いなww

  4. 人間七七四年 | URL | mQop/nM.

    >>470
    だから、そうなる原理はなにかな、と。
    伏越って知ってる?


    なんか、最近こんな奴らがうろついてるなぁ。
    逸話スレなのにね。

    その後、477と481が丁寧に説明してくれたのに、
    お礼も言わなかったし。

  5. 人間七七四年 | URL | mQop/nM.

    ちなみに467, 470は他のレスにも噛みついてたな・・・・

  6. 人間七七四年 | URL | -

    なんか、見落としてただけの人にもえらい噛みついてるのがいるな……。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    確かに野火止用水にはサイフォンたくさんありますね。関東ローム層で水を吸収してしまう土地柄だったのであるていど地質に水が染み渡らなくては水が通らなかったのかも。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/4248-d0535fef
この記事へのトラックバック